『FINE』の1曲目は【KIRA−KIRA】(以下【キラキラ】)。

 【キラキラ】は,初夏の日差し! 初夏のそよ風!
 タイトルが『FINE』&【キラキラ】だから…,という安易な発想では断じてない。純粋にこの音,空気感に“おっ,来たな”と久々にニヤリとさせられてしまった。
 いよいよ夏が始まる! そんな“ワクワク”する気持ちに通じるこの感じこそ,小林香織のスピリッツ! 明るく元気いっぱい! “夏=少女=フュージョン”を連想させるアルト・サックスである。 ← なんのこっちゃねん。

 【キラキラ】の魅力は“底抜けの楽しさ”。一気に悩みなど吹き飛んでしまう。
 “付録?”DVDに映し出されていたが,メンバーはみな“笑顔&笑顔”。フュージョンを演奏するってほんとに楽しいことであろう。確かな技術と軽やかさ! 【キラキラ】は,そんなフュージョンの王道を“中央突破”。正に“地”でいっている。

 小林香織の“見せ場”である,2分24秒から始まるアドリブにはフュージョンサックスの“巨匠”たちのフレーズが入り乱れる,スペクタクル・シャッフル・シャウト!?
 とにかく楽しい“ノリノリ”のアドリブである。

 また小林香織の“自由奔放”を支えるバックの好演もピカイチ。特に笹路正徳キーボード岡沢章ベースがエモーション!

 
KAORI KOBAYASHI : Alto Sax
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums  

FINE-1
Fine(DVD付)
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エズラ記6章 神殿の完成と奉献式
パコ・デルシア/アル・ディメオラ/ジョン・マクラフリン 『THE GUITAR TRIO