2006年05月03日

MALTA / マイ・バラッド4

アナログレコード

 その昔「私,脱いだらすごいんです」というCMがあった。どんなCMだったかは置いといて,当時,この一世を風靡したキャッチ・コピーを聴くたびに,MALTAのことを連想したことを覚えている。
 そう。MALTAは「日産・スカイラインGT」! おっとっと。話が飛びすぎた。
 改めて…。MALTAは「羊の皮をかぶった狼」である! 外見はおとなしそうに見えるが,中身はどうして…。一皮剥けば暴れん坊の本性が…。

 ウソだと思われるのなら,黙って『MY BALLADS』(以下『マイ・バラッド』)を聴いてほしい。管理人の言わんとすることが,多少なりとも伝わることと思う。
 全曲バラードなので,勿論“静かな”アルバムである。しかし一音一音の噛みしめ方が相当“熱い”。ジャズ・バラードに対する熱烈なラブコール! そう。MALTAの中には,フュージョンではなくジャズの“熱き血潮”が流れている。沸き立っている。
 『マイ・バラッド』からは「俺はフュージョンをやりたいんじゃない。本当は“コテコテの”ジャズをやりたいんだ〜」という叫び声が聞こえてくるのだ。

 さらに深読み(空想)してみると,MALTAにとってのフュージョンとは“人気に火がつくまで”の一過性のアプローチだったのではないか? 人気がでたらキッパリと4ビート・ジャズに転向する。そんなシナリオだったのではないか?
 しかし余りにも人気が出過ぎてしまって,レコード会社や時代の要請が相まって,とオトナの事情で…。
 まぁ,キャッチーな曲を書くことに秀でたMALTAのことだから,どこまで当たっているかは定かでない。実は“根っからの”フュージョン好きだったりして?
 しかしこれだけは言える。MALTAのルーツは100%ジャズ! なんたって,あの超名門ライオネル・ハンプトン楽団のリード・アルトコンサートマスターだったのだから…。

 『マイ・バラッド』は,フュージョンMALTAが当時のイメージ・ギリギリまでジャズに寄ったCDストリングス・アレンジがもろフュージョンなのはご愛敬。“ジャズメンMALTAの“化けの皮が剥がれた”素敵な一枚!

(1983-1987年録音/VDJ-1115)

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この記事へのコメント
1. Posted by 【uz】    2006年05月22日 23:42
私がMALTAさんを知ったのは、タバコ”CABIN”のテレビCMのBGM(ハイ・プレッシャー)だったと思います。

当時調べてみてビックリ。なんと隣の市ご出身。
私の週末ドライブにて、ご実家の脇を通ることがあります。

フュージョン色が強く出ている作品もありますが、おっしゃるように氏はJAZZ畑の方です!
そのことはMALTAさんのプロフィール
http://www.malta-jazzclub.com/profile.htm
を見ても明らかですね。

今でも読んで字の如し、音を楽しむ音楽の伝道師としてご活躍です。
2. Posted by セラビー    2006年05月22日 23:57
【uz】さん,コメントありがとうございます♪
私もMALTAとは「BVD」や「CABIN」のTVCMシリーズでした。短時間のCMなのに,映像とマッチしたMALTAの作曲能力に感心したものです。
今やMALTAもビッグネーム! 超骨太なJAZZアルバムの制作を期待している毎日です。
3. Posted by ☆メグ☆    2006年05月23日 11:38
初めまして
アタシのブログにコメント頂きありがとうございます
4. Posted by セラビー    2006年05月23日 11:59
☆メグ☆さん,コメントありがとうございます♪
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
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