2005年12月21日
ウェス・モンゴメリー / ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(映画)の中で,主人公がエレキ・ギターをライトハンドかなんかで弾き鳴らし,きょとんとした聴衆の反応に「まだ早かったか」みたいなヒトコマがある(あるはずでは? 映画は詳しくないので間違っていたら読み流してくださいね)。管理人はそのシーンを見た時に,ウェス・モンゴメリーを思い浮かべた。ジャズ・ギタリストにとって,ウェス・モンゴメリーは避けては通れない存在であろう。今となっては“普通”にプレイされている,コード奏法やオクターブ奏法はウェスの専売特許だった。当時としてはかなり“画期的”なことだったに違いない!
そこで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』! ウェス・モンゴメリーの紹介時には,いつもこの論法を使っているのだが,ジャズ・ギターに詳しくない人にとっては分かりやすいのではなかろうか?(自画自賛)。
しかし管理人はこの論法にはまだ満足していない。それはウェス・モンゴメリーの良さは,テクニック的なものを抜きにして語るのが最善だと思っているからだ。
尤もウェス・モンゴメリーの場合,テクニック=音楽表現そのものとも言えるわけで,そこにジレンマを感じてもいる。
では管理人の推す“ウェス・モンゴメリーアドリブの冴え”である!
恐らくフュージョンを聴き込んでいる人にとって,ウェス・モンゴメリーのテクニックに新鮮味を感じることはあまりないと思う。そう。ウェスのテクは今ではごく普通のこと,耳馴染みなもの…。超辛口に言えば,もはや時代に追い越されてしまった“古くささ”さえ時として感じてしまう。
しかしウェスのフレーズは違う。ウェス・モンゴメリーのアドリブには,未だに時代が追いつけないJAZZYさがある。実に雄弁でダイナミックなフレーズ。
『SMOKIN’ AT THE HALF NOTE』(以下『ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー』)はウェス・モンゴメリーがウイントン・ケリーのトリオと組んだ“ライブ盤”だ(正確には前半の2曲)。 クラブでのライブであるがゆえに,ウェス・モンゴメリーのアドリブは更に加速している。ノッテいる。バンド全体が“スイング”しているのである。
さて,ここまでウェス・モンゴメリーばかりを取り上げてみたが『ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー』は本来,ウイントン・ケリーのCDである。
CDのクレジットもジャケットも『WYNTON KELLY TRIO−WES MONTGOMERY』となっており,構図としてはウイントン・ケリー・トリオの共演者としてウェス・モンゴメリーが参加した,と捉えるべきであって,主役はウイントン・ケリーのはずである。
にもかかわらず,日本盤ではウェス・モンゴメリーの名前が先にクレジットされているし,どこのCD屋に行っても,このCDはウェス・モンゴメリーの欄に陳列されている。
ウェス・モンゴメリーの充実ぶりからして,彼がフューチャーされるのも致し方ないとは思うが,ではウイントン・ケリーが脇役に甘んじているかと言うと,決してそうではない。ウイントン・ケリーのピアノがこれまた素晴らしい! 管理人としてはウイントン・ケリーの代表作と紹介しても差し支えない出来だと思っているのですが…。
これが日本のジャズ・ジャーナリズムの七不思議の一つ! 凡人には理解不能ですが,一応それなりの理由があると思いますので,当ブログでも過去の先人たちに敬意を払い,ウェス・モンゴメリーの欄に分類させていただきました。でも,どなたか理由をお知りの方がいらっしゃいましたら,是非わたくしめにもご教授いただければ幸いに存じます。
(1965年録音/POCJ-1816)
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この記事へのコメント
1. Posted by
HIROKO
2006年01月29日 00:15
突然ですが・・・今月でblogを止める事になりました。今まで応援して頂きありがとうございました。
今後のご活躍を期待しております

2. Posted by
セラビー
2006年01月29日 08:18
HIROKOさん,コメントありがとうございました♪
ブログは終了とのことで,大変残念に思いますが,HIROKOさんの活躍はHP等でチェックできそうですので,ひと安心です。
今後の一層の飛躍を期待しております
ブログは終了とのことで,大変残念に思いますが,HIROKOさんの活躍はHP等でチェックできそうですので,ひと安心です。
今後の一層の飛躍を期待しております

3. Posted by
ウシ君
2006年01月29日 10:50
ありましたね〜
バック・トゥ・ザ・フューチャーに
マーフィーが自分の父親と母親を結婚させるためにダンスをさせるシーンの後に
バック・トゥ・ザ・フューチャーに
マーフィーが自分の父親と母親を結婚させるためにダンスをさせるシーンの後に
4. Posted by
セラビー
2006年01月29日 11:25
ウシ君さん,コメントありがとうございました♪
正確で詳細な情報を追記していただき,感謝です。
正確で詳細な情報を追記していただき,感謝です。
5. Posted by
下山カズト
2006年01月29日 20:49
今後とも宜しくお願いいたします。
6. Posted by
スマイルハートの社長
2006年01月29日 22:39
スマイルハートの社長です。
あいかわらずおしゃれですね。
俺もこんな風に音楽について
語りたいなあ。
あいかわらずおしゃれですね。
俺もこんな風に音楽について
語りたいなあ。
7. Posted by
セラビー
2006年01月29日 23:32
竹内社長さん,コメントありがとうございました♪
社長の方こそ“スマイルハート”について熱く語っているじゃないですか?
今度は社長が好きな音楽について語った記事を期待してもよろしいですか?
社長の方こそ“スマイルハート”について熱く語っているじゃないですか?
今度は社長が好きな音楽について語った記事を期待してもよろしいですか?
8. Posted by
ryuji_s1
2006年01月30日 11:12
何時もご訪問して頂き感謝しております、
9. Posted by
SANTA
2006年01月30日 17:21
こんにちは、始めまして
JAZZいいですね、詳しくは無いですが聞くのは大好きなので、また見に来ます。
よろしくお願いします。
JAZZいいですね、詳しくは無いですが聞くのは大好きなので、また見に来ます。
よろしくお願いします。
10. Posted by
セラビー
2006年01月30日 19:42
SANTAさん,コメントありがとうございました♪
聴くのは大好きなら,聴き続けてみてください。必ずJAZZに開眼する瞬間がやって来るはずですよ。
聴くのは大好きなら,聴き続けてみてください。必ずJAZZに開眼する瞬間がやって来るはずですよ。
11. Posted by
ヒロミ
2006年01月30日 21:44
はじめまして★
コメントありがとうございます
今後ともよろしくおねがいしまーす
コメントありがとうございます

今後ともよろしくおねがいしまーす

12. Posted by
セラビー
2006年01月31日 08:47
下山カズトさん,ryuji_s1さん,ヒロミさん,コメントありがとうございます♪
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
13. Posted by
みき
2006年01月31日 09:54

コメントありがとうございます。
なかなか更新できなくてすみません。
このような素敵なブログを造っていらっしゃる方とお知り合いになれてとってもうれしいです。
がんばって更新します!!
私の方からも訪問させていただきます。また、こちらにもぜひ、お越しくださいませ。

14. Posted by
セラビー
2006年01月31日 18:51
みきさん,コメントありがとうございます♪
私の方こそ,みきさんのような素敵なブログを造っていらっしゃる方とお知り合いになれてうれしく思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
私の方こそ,みきさんのような素敵なブログを造っていらっしゃる方とお知り合いになれてうれしく思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
15. Posted by そ
2006年01月31日 22:14
さわりだけでも聴くことが出来るようなリンクを張って頂ければ、雰囲気がつかめるんですけど、、、、、
16. Posted by
セラビー
2006年01月31日 23:59
そさん,コメントありがとうございます♪
できればそうしたいとも思いますが,なにせ著作権がらみがありそうなのでNGです。
文章だけで音が伝わるように一層努力してまいります。
できればそうしたいとも思いますが,なにせ著作権がらみがありそうなのでNGです。
文章だけで音が伝わるように一層努力してまいります。
17. Posted by
連載小説 レッドギター
2006年07月07日 17:08
18. Posted by
セラビー
2006年07月07日 17:16
レッドギターさん,コメントありがとうございます♪
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
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