アナログレコード

 『WYNTON MARSALIS』の1曲目は【FATHER TIME】(以下【ファーザー・タイム】)。


 【ファーザー・タイム】は,デビューCDのファースト・トラックということで,ウイントン・マルサリスの名刺代わりにふさわしい。
 スキのないスリリングな展開に,ウイントン・マルサリスの考える“ジャズ観”がギッシリと表現されている。

 イントロのユニゾンからして“超正統派ジャズ”の音・音・音! メンバー全員が同じ目的意識のもと,音を重ね合い,時にぶつけ合っていく! これぞ真のジャズ・スピリッツ! ここが一番の聴き所!
 
 ブランフォード・マルサリスとの細かな掛け合いを終えた直後,1分38秒から始まるウイントン・マルサリストランペット・ソロがリリカルに鳴っている。若干19歳にして,すでに大御所の風格を漂わせる完璧な出来である。
 4分40秒から始まるブランフォード・マルサリステナー・ソロも超強烈! ブローした時の“かすれ加減”でさえほれぼれしてしまう,こちらも完璧な出来である。
 サイドメンの名サポートは置いといて…。この名勝負,読者の皆さんなら兄,弟どちらに軍配をあげますか?

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

WYNTON MARSALIS : Trumpet
BRANFORD MARSALIS : Tenor Saxophone
JEFF WATTS : Drums
CLARENCE SEAY : Bass
KENNY KIRKLAND : Piano


ウイントン・マルサリスの肖像
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