《 ジャズにおいてピアノを究めた者はいまだかつて現れていない。
 トランペットマイルス・デイビスによって,アルト・サックスチャーリー・パーカーによって,テナー・サックスジョン・コルトレーンによって,それぞれ究められてしまった。
 最大音域の自由と平均律の呪縛を併せもつこの楽器とアーティストたちの感性と創造性との果てしない闘争は,やがて熟成された空気となって満ちてくる。 》

 この印象的なナレーションで始まる「JAZZ PIANO BEST SELECTION TOP31」は,FM東京でオンエアされた「特別番組 / SELECT JAZZ WORKSHOP SPECIAL 6」でのカウントダウン
 このランキングは全国のジャズ・スポットのマスターたちの投票によって決められたという,何とも恐ろしくもあり,有難くもある,そんなランキングとなっている。

 さて,この結果に管理人は一切異論などございません! と言うより,大変勉強になりました。激しく賛同の嵐です。
 ジャズ・ピアノについて語りたい人は,まずこの31枚を聴き込まれてからの方がよくってよ。オホホ。

 以下,発表されたランキングの覚え書き。今回は27位〜28位の発表です。
 


THE BUD POWELL TRIO-1★28.THE BUD POWELL TRIO
バド・パウエル
 
 
 


星影のステラ(SHM-CD)★28.STANDARDS LIVE
キース・ジャレット
 
 
 


ヒア・カムズ★28.HERE COMES EARL“FATHA”HINES
アール・ハインズ
 
 
 


ホエン・ゼア・アー・グレイ・スカイズ★28.WHEN THERE ARE GREY SKIES
レッド・ガーランド
 
 
 


ジャズ・ジャイアント style=★27.JAZZ GIANT
バド・パウエル
 
 
 


 早くもバド・パウエルの2枚がランクインモダン・ジャズ・ピアノに最大の影響力を持つバド・パウエルのこと,名演名盤が多いのもうなづける。

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レビ記2章 穀物の捧げ物
山本英次 『ララバイ・オブ・ピアノマン