アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 2005年度(第39回)

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCDLPビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。

 今回は2005年度(第39回)の発表です。

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スタンダード・ライヴ★【金賞】.スタンダード・ライヴ
ウイントン・マルサリス


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スイング・ブラザーズ〜スイングジャーナル・リーダーズ・リクエスト★【銀賞】.スイング・ブラザーズ〜スイングジャーナル・リーダーズ・リクエストハリー・アレン=スコット・ハミルトン・ニューヨーク・セクステット

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スパイラル★【日本ジャズ賞】.スパイラル
上原ひろみ


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イージー・トゥ・ラヴ★【ボーカル賞(海外)】.イージー・トゥ・ラブ
ロバータ・ガンバリーニ


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Love Potion No.9★【ボーカル賞(海外)】.ラブ・ポーション No.9
MAYA


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ノンストップ・トゥ・ブラジル〜ミーツ・イバン・リンス★【ボーカル賞(国内)】.ノンストップ・トゥ・ブラジル〜ミーツ・イバン・リンスチャリート


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バラード・ヒギンズ★【編集企画賞】.バラード・ヒギンズ/スタンダード・ヒギンズエディ・ヒギンズ


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VOICES AGAIN - THE BEST OF KEIKO LEE VOL.2★【製作企画賞】.ヴォイセズ・アゲイン
ケイコ・リー


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アムステルダムの午後★【最優秀ジャズ・ビデオ賞】.アムステルダムの午後
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ



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アート・オブ・インプロヴィゼーション〜キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー★【最優秀ジャズ・ビデオ賞】.アート・オブ・インプロヴィゼーション〜キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー
キース・ジャレット


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The sound of a rainbow★【最優秀録音賞(CD作品部門)】.サウンド・オブ・ア・レインボーウォルター・ラング


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スピーク・ロウ★【最優秀録音賞(高音質メディア作品部門)】.スピーク・ロウザ・グレイト・ジャズ・トリオ


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ニューヨーク・ララバイ★【ニュー・スター賞(海外)】.ニューヨーク・ララバイ
フランチェスコ・カフィーソ・ニューヨーク・カルテット


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アウトサイド・バイ・ザ・スウイング★【ニュー・スター賞(国内)】.アウトサイド・バイ・ザ・スウィング山中千尋


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 キース・ジャレットの『アート・オブ・インプロヴィゼーション〜キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー』が【最優秀ジャズ・ビデオ賞受賞

 過去において『アート・オブ・インプロヴィゼーション〜キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー』と同様のフィルム企画が多数持ち込まれていたそうだが,その全てをキース・ジャレットは断わってきた。彼の信念がそれを許さなかった。キース・ジャレットは「その仕事を真にやるべき価値があり,その仕事の完成を共に喜びあえる仲間とでなければ」決して仕事をしないのである。

 それゆえ,とにもかくにも,一本のドキュメンタリー作品が完成し,手元に存在しているこの事実に心から感謝している。あの気難しいキース・ジャレットからの信頼を勝ち得,出演交渉で“くどき落とす”ことなど,女優に濡れ場を演じさせること以上に困難極まりなかったに違いない。スタッフが費やした多くの時間と労力に感謝するばかりである。

 さて,そんな誠実なスタッフたちの努力の結晶である『アート・オブ・インプロヴィゼーション〜キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー』は,日独英共同制作。3カ国所有の“お宝映像”が多面的に編集されている。貴重な映像資料群ゆえ(本論の流れを無視し)詰め込み過ぎた印象が残る。まぁ,散漫になるのは致し方のないことなのだろう。

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20181125 DIMENSION LIVE NO.2

 「LIVE DIMENSIONAL−2018 〜平成最後の秋の旅〜」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 増崎孝司の「盛り上がっていくばい」の第一声から始まった「増崎孝司 WITH DIMENSION」福岡公演。
 DIMENSIONのセンターは“不動のセンター”勝田一樹アルトサックスで決まりなのだが,九州でのセンターはギター勝田一樹は司会業に徹している。

注) DIMENSIONの実際の司会業は,古くから,そして昨年から小野塚晃が復権して務めておられます。小野塚さんの仕切りはめちゃめちゃスマートなのです。

 そんな小野塚晃がリードするMCコーナー。今年の小野塚晃の口グセは「燃えてる感が見える」&「今日は何かが違う」&「何かが出ている」。その視線の先には増崎孝司
 増崎孝司SAY。「毎回毎回本当に博多すいません。楽しくて仕方がないです。いろんな場所でやりますけど,ここだけが,ここだけが楽しいと言っても過言ではないです」。「ここはやっぱり海の匂いがするというか,空港に降り立った時点でもう僕の気持ちが違います」。

 いつも通りにマスヤンが爆発するとカツオも瞬時に爆発する。2人のMC中に,やっぱり調子が悪い高級機材のメンテナンスをしていた小野塚さんを2人がイジル。
 急に【JAZZ CIGARETTE】のJAZZの所で凄い映像が出てきた(by 増崎孝司)。
 「良からぬ画像が急にUPされて,譜面見てるかと思ったらこんな画像見ていた」(by 勝田一樹)。

 そんなカツオを「勝田さん。お口にチャック」と小野塚晃がたしなめて「これくらいにしておきます」とカツオに言わせた直後に「良からぬ画像が。1999年の口之津ライブの画像とかが出て来る」に大爆笑〜!
 こんなトークがメインで演奏はおまけのコンビネーションが最高である。これぞDIMENSIONLIVE“最大の楽しみ”であ〜る。

 「フレーズが次から次へと淀みなく出て来る。2−5のフレーズよりどんどん出て来ます。どうにか楽器で反映したい」と天才的なMCに演奏の方が追いついていかない?DIMENSIONの「愛情たっぷりのサイン」がこちらです。ライブ終了後に行なわれたサイン会で握手もしていただきました。

DIMENSION サイン-9

 とにもかくにも管理人は世界中の音楽ファンへ向けて声を大にしてこう叫びたい! 「DIMENSIONは世界最高峰のライブ・バンドである」!

 ところで,DIMENSIONは来年「悪どい商売として,物凄く細かくツアーをやってみたい」宣言有!
 当然・長崎→当然・口之津。1999年のノストラダムスの大予言「滅亡しなかったぜパーティー」以来となる口之津ライブ
 20年前の再現としてマスヤンカツオが金髪。カツオが上半身裸で10kg増の“よっ,横綱”スタイルであれば,交通費込の「博多・長崎セット販売」でも駆けつけま〜す。

 口之津は無理でも福岡・長崎・横須賀の「港町ツアー」だけは実現させてくださいねっ。あと小野塚さんの地元・埼玉「山の川沿いツアー」もお願いっ。みんなで長崎ちゃんぽんば食べに行きましょう。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

PS 盛り上がったとはいえ,今年のDIMENSIONLIVEは何だか哀愁が漂う「秋色DIMENSION」の印象であった。漲る元気が失われたのかなぁ。だ〜ってDIMENSIONマニア歴26年にして初めて新作を聞けなかった年だったから。ライブで『31』収録予定の新曲のお披露目もなし。MCでどんな説明が聞けるのか興味がありましたが小野塚さんが一言だけ言及。「今年はあの〜,ちょっと。ニュー・アルバム出せなかったんで…」。これをどう読み解けば…。

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20181125 DIMENSION LIVE NO.1

 行ってきました! 11/25「Gate’s7」の「LIVE DIMENSIONAL−2018 〜平成最後の秋の旅〜」!

 11/25の福岡博多はソフトバンク・ホークスの日本一の優勝パレード。37万人の人出だったそうで中洲も昼間から大いに騒がしかったのだが。なんのなんの。
 ホークスの優勝パレードは,夜の部に行なわれる「増崎孝司 WITH DIMENSION」のための前座にすぎなかった。

 3連休の最終日。全国から集まったDIMENSIONファンで埋め尽くされたアリーナ会場。薄暗くともステージ上から観客の口角が上がっているのがマスヤンには見えるそうなのだが,流石に客席後方の何万人という観客は目には見えない。心が綺麗な人には見えたのです。
 とにもかくにも「密度がギュッとしていていい。一体感が感じられる」“中洲アリーナ”な「ゲイツ7」〜。

 管理人の整理番号は9番。左から中央寄りの2番目で前から2卓目の前列。つまりは左に小野塚さん,右に則竹さんを見据える“要”の最高の観察場所。
 【TAKE IT UP】の途中で小野塚さんのコンピューターが故障してしまったようで,曲終わりに小野塚さんが則竹さんに平謝り。

 「コンピューターなんて要らないんじゃないか」宣言まで飛び出した小野塚さんだけはなくマスヤンカツオ則竹さんへ頭を下げるべきでした。終演後,5人の中で則竹さん一人だけが汗びっしょり。
 こんなにもハードな“超絶技巧系”をお見舞いされたら聴いてるこちらもぐったりですが,則竹さんはヘロヘロでしょう。MCでも言及があった「山ちゃん」でたっぷりとお礼されましたか?

 小野塚晃SAY。「人間って凄い!」。そのうちコンピューターなしのDIMENSIONが聞けるかもしれませんね? 年末には年に一度だけ飲酒付きの“ヘタクソ”DIMENSIONが聞けるみたいですが,コンピューターを駆使しているので「そこそこ演る」らしいですよっ。
 今話題のフレディ・マーキュリーも来るそうです。

 さて,まずは恒例のメンバー紹介から…

 ★ 増崎 孝司 : Guitar
 ★ 小野塚 晃 : Keyboard
 ★ 勝田 一樹 : Alto Saxophone
 ☆ 浜崎 賢太 : Bass
 ☆ 則竹 裕之 : Drums

 DIMENSIONライブこそが真のツンデレ。演奏のカッコ良さとMCの漫談とのギャップが大きすぎる〜。MCについては明日のLIVEレポートで書くとして,やはりDIMENSIONは“超絶技巧集団”を再認識。

 “超絶技巧”が成立するのは“豪華”なゲスト・リズム隊が欠かせない。今回の「LIVE DIMENSIONAL−2018 〜平成最後の秋の旅〜」では福岡と名古屋については「お帰り9年振り! 浜崎賢太!」。

 9年振りに帰ってきた! いいや,帰ってきてくれた?が正解でしょう。だ〜って浜崎賢太とは今やユーミンのツアー・ベーシスト(余談ですがユーミンが指名したベーシストは一流どころばっかり。あのスクェアだってユーミン・ツアーのバック・バンド出身なのでした)。

 そんな浜崎賢太DIMENSIONがムチャブリ〜。
 恐らくは【JAZZ CIGARETTE】でのベースソロは,予定時間以上の長尺で「もっともっと。まだ終わらない」で,浜崎賢太がプチ・パニック〜。

 今でこそ川崎哲平との“哲平賢太”で鳴らす浜崎賢太であるが,その昔,DIMENSIONのサポートを始めた当初は,川崎哲平が「ココイチでバイトしてました」なら浜崎賢太は「落ちてるもん食べています」。

 浜崎くん。デカイツアーやりまくっていてもユーミンでは鍛えられていない。アリーナでは鍛えられていない。若手ベーシストは皆,DIMENSIONのステージで鍛えられる〜。

 DIMENSIONの仕事をした若手は必らず出世する。
 増崎孝司SAY。「悔しかったら俺らを呼んでみろ!」→「2,3年経ったらバンバン呼んでください(お願い調)。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。

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30
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T-SQUARE & THE SQUARE REUNION / IT'S A WONDERFUL LIFE!5

IT'S A WONDERFUL LIFE!-1 2018年はスクェア・ファンにとって5年に1度のお楽しみ。スクェアの○○周年記念行事のメモリアル・イヤー。

 2018年のT−スクェアは,オリジナル・アルバム『CITY COASTER』の発売から「T−SQUARE コンサートツアー2018 『CITY COASTER』」での“かよボン祭り”が個人的にはハイライト!
 だ〜って,待ちに待っていた「T−SQUARE SUPERBAND」でのCDリリースもなければ,大阪フェスティバルホールでの記念シューティング・ライブもない。

 あっ,すみません。訂正いたします。これは管理人の身の上に限ったことでしたねっ。実際には40周年記念ライブT−SQUARE 40TH ANNIVERSARY CELEBRATION CONCERT」がパシフィコ横浜国立大ホールで開催されたし「THE SQUARE & T−SQUARE REUNION」名義でオリジナル・アルバム『IT’S A WONDERFUL LIFE!』も発売されました。

 あ〜あっ,今年の秋は発表待ちにして大阪空けていたのになぁ。9月10月はブルーノート東京での(これは内緒だったのでアドリブログにも書けませんでしたがもう時効ですよね? 目白の皆さん?)「BOKANTEライブだけだったしなぁ。
 それにしても安藤さんと青木さん,ちゃんと帳尻を合わせてくる〜。

 でっ,本日のお題『IT’S A WONDERFUL LIFE!』ですよ〜。安藤さんと青木さん,帳尻合わせてくるだけじゃなかったんですよ〜。
 T−スクェアの35周年記念が「T−SQUARE SUPERBAND」名義での『WONDERFUL DAYS』。そして40周年が「THE SQUARE & T−SQUARE REUNION」名義でオリジナル・アルバム『IT’S A WONDERFUL LIFE!』。『DAYS』→『LIFE!』へと『WONDERFUL』括りでグレードアップしてきたんですよ〜。

 ただし,ここで安藤さんと青木さんの狙いを紐解くには『IT’S A WONDERFUL LIFE!』は「T−SQUARE SUPERBAND」ではなく「THE SQUARE & T−SQUARE REUNION」名義に変更されているということ。
 管理人にはこのバンド名の刷新が「名は体を表わす」的で『IT’S A WONDERFUL LIFE!』の秘密を紐解く重要ファクターだと思っている。

 そう。「THE SQUARE & T−SQUARE REUNION」の真実とは,5年に1度の即席バンドではなく,T−スクェアの準レギュラー・バンドだということ。
 近年は年末だけではなく年に数度は一堂に集まって演奏している旧知の間柄。そこに美メロの新曲がブチ込まれての名演集。『IT’S A WONDERFUL LIFE!』も過去2作と比較しても遜色のない名盤でした。

 なまじっか「THE SQUARE」を名乗るだけあってやっぱり曲がいい。安藤正容が1曲。河野啓三が1曲。坂東慧が3曲。和泉宏隆が2曲。須藤満が1曲。久米大作が1曲。
 安藤さんが1曲なのは残念。坂東くんが3曲なのは流石。ただそんなことよりも『IT’S A WONDERFUL LIFE!』のために書き下ろされた全9曲の9曲が,作者の強烈な個性を放っているということ。管理人にはこの点が一番うれしいかった。

 作曲者のクレジットを見ないまま『IT’S A WONDERFUL LIFE!』をCDトレイにセットした。いよいよ『IT’S A WONDERFUL LIFE!』とスクェア・ファン歴35年の管理人との「作曲者当て」の真剣勝負の始まりである。

 結果は楽勝である。安藤さんらしい【SUGAR TRAIN】。河野くんらしい【IT’S A WONDERFUL LIFE!】(これは事前にネタバレしていた)。坂東くんらしい【GOLDEN SPLASH】【TIME SPIRAL】【紺碧の向こうに】。和泉さんらしい【HEIDI】【HELLO LIKE BEFORE】。ストさんらしい【慕情〜LONGING〜】。久米さんらしい【OLD SCHOOL BABIES】。

 うんうん。“らしい”曲ばかりだぞ! 今作で作曲はしなかったが伊東たけし田中晋吾仙波清彦田中豊雪長谷部徹則竹裕之宮崎隆睦も“らしい”演奏だぞ! 最高だぞ!

IT'S A WONDERFUL LIFE!-2 加えて「T−SQUARE SUPERBAND」→「THE SQUARE & T−SQUARE REUNION」へ引き継がれた「組み合わせのお楽しみ」も聴き所たっぷり。
 伊東たけし宮崎隆睦によるツインアルトEWIテナーでの共演や,則竹裕之坂東慧によるツインドラムの演奏は聴いて楽しくなるばかり! おいしい日本酒が進んじゃう!

 『IT’S A WONDERFUL LIFE!』の神曲は【GOLDEN SPLASH】【TIME SPIRAL】【紺碧の向こうに】【IT’S A WONDERFUL LIFE!】の4トラック。
 あれれっ? 現T−スクェアのまんまじゃん。だったら来年のツアーでも是非演奏してください。お願い,安藤さ〜ん。

 拝啓 河野啓三殿。
 ネットで以下の動画を見た時から胸キュンでした。正式なスクェア・ナンバーとしてお披露目できたこと。そしてアルバム・タイトルにも採用されたこと。心よりお祝い申し上げます。


PS1 特典DVDのシークレット・トラックとして,上記「TOKYU REI おもてなしダンスムービー」も収録してくれたら最高だったのにぃ。本当はメイキング・ビデオの方に関心があります。ラッキー池田の素晴らしい振り付けに拍手〜。
PS2 それにしても。毎回書かせてもらっているが。本田雅人ロス!! 本田雅人を参加させるとパワー・バランスが崩れてしまうからだと自分に言い聞かせております(泣)

  DISC 1
  01. Golden Splash
  02. Heidi
  03. Sugar Train
  04. 慕情〜Longing〜
  05. Time Spiral
  06. Old School Babies
  07. 紺碧の向こうに
  08. HELLO LIKE BEFORE
  09. It's a Wonderful Life!

  DISC 2 DVD
  01. Document:The Recording Days of "It's a Wonderful Life!"
  02. Document:"T-SQUARE 40th Anniversary Celebration Concert
     @PACIFICO YOKOHAMA"


(オレンジレディ/ORANGE LADY 2018年発売/OLCH 10013〜4)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
★【初回生産限定盤】ボーナスDVD付 2枚組
★【初回生産限定盤】三方背BOX仕様
★音匠仕様レーベルコート

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ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / 哀愁のリベルタンゴ4

LIBERTANGO-1 哀愁漂うリリカルなサウンドとヨーロピアンの気品を感じさせる洗練されたアレンジを信条とするヨーロピアン・ジャズ・トリオ
 しかし『LIBERTANGO』(以下『哀愁のリベルタンゴ』)のヨーロピアン・ジャズ・トリオは“やり過ぎ”である。

 『哀愁のリベルタンゴ』でのヨーロピアン・ジャズ・トリオヨーロピアン“スムーズ”ジャズ・トリオのようである。
 おおっと,スムーズ・ジャズという表現は管理人も“やり過ぎ”だけれども,もはやヨーロピアン・ジャズ・トリオジャズというジャンルで推し量るには無理がある。

 まずは選曲である。【エンドレス・ラヴ】【マイ・オール】【哀愁のリベルタンゴ】【マホガニーのテーマ】【ディア・ハンターのテーマ】【タイタニック愛のテーマ】【涙のパヴァーヌ】【バラ色の人生】【ボディーガードのテーマ】【シンプル・ソング】【エンジェル・アイズ】の全11曲。

 これって絶対にヨーロピアン・ジャズ・トリオのメンバーの選曲ではないことだろう。有名曲がずらり。ほぼ映画のサントラ集にしてそのカヴァー・アルバム的な作りである。

 EJT批評については,毎度“落としては持ち上げる”文章になってしまって申し訳ないのだが,演奏内容はいいのだ。完全にEJTのオリジナルになっている。
 アメリカ・ハリウッドの映画音楽がヨーロピアンして聴こえてくる。『哀愁のリベルタンゴ』を聴いているとおフランスの映像が見えてくるような気分になる。

 往年のEJTファンは『哀愁のリベルタンゴ』をどんな気持ちで耳にしたのだろう…。
 ここまで美しく酔わせてくれるピアノ・トリオもそうないことは認めるが,どうしても管理人的にはジャズ・ピアノを弾くのを止めて,スムーズ・ジャズを弾くピアノ・トリオに身を売ったように思えてならない…。
 悪魔に魂を売ってしまったのかなぁ…。だから『哀愁のリベルタンゴ』以降,EJTCDを買ってはいないのです。

LIBERTANGO-2 ところで,管理人の『哀愁のリベルタンゴ』購入動機の1つは,アルトサックス界の重鎮=チャーリー・マリアーノとの共演にあった。
 で,結論。ヨーロピアン・ジャズ・トリオは「ヨーロピアン・ジャズ・カルテット」として機能した瞬間が最高である。

 アート・ファーマーとの『風のささやき』とは一味違った,でもやっぱりピアノ・トリオが主導する音楽の佇まい。
 マーク・ヴァン・ローンというピアニストは管楽器が入ると豹変する男である。

  01. ENDRESS LOVE
  02. MY ALL
  03. LIBERTANGO
  04. DO YOU KNOW WHERE YOU'RE GOING TO 〜THEME FROM
     MAHOGANY〜

  05. THE DEER HUNTER
  06. MY HEART WILL GO ON 〜TITANIC LOVE THEME〜
  07. PAVANE LACHRYME 〜DER FLUYTEN LUST-HOF〜
  08. LA VIE EN ROSE
  09. I WILL ALWAYS LOVE YOU
  10. SIMPLE SONG
  11. ANGEL EYES

(M&I/M&I 1999年発売/MYCJ-30029)
(ライナーノーツ/小西啓一)

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TRIX / POWER5

POWER-1 日本語に訳すと同じ「力」の意味となる「POWER」と「FORCE」。しかし,原語が伝える意味は随分と異なる。

 電気のエネルギー源で例えるなら「POWER」とは電池であり「FORCE」とは発電所。自分の体内に蓄えた力に頼るのか,コンセントでつながって外部電源に頼るのかの違い。
 スター・ウォーズの名言と言えば「FORCE」。いつかは力を失くしてしまう「POWER」とは異なり「FORCE」の力無尽蔵。「FORCE」こそが,人にエネルギーを与える最強の「力」なのである。

 さて「POWER」と「FORCE」という言葉を聞くと,管理人的にはTRIXを連想してしまう。というのもTRIXの2枚のアルバム『POWER』と『FORCE』が,先に記した原語の意味とイコールに思えてしまうからだ。

 TRIXの4th『FORCE』は平井武士TRIXの9th『POWER』は菰口雄矢
 平井武士とはTRIXのメンバー3人のお膳立てのもと,お立ち台で踊り狂うギタリスト。だから『FORCE』。
 菰口雄矢とはTRIXの3人を引っ張る,若さと超絶とPOWERで引っ張る新ギタリスト。だから『POWER』。

 単純にTRIXの新旧ギタリストの個性の対比は,平井武士が『FORCE』で菰口雄矢が『POWER』で良いと思っている。

 ズバリ,菰口雄矢は『POWER』でTRIXのエース・ギタリストとしての地位を確立した。
 『POWER』の圧倒的なギター・サウンドからするとTRIXが「菰口雄矢 WITH TRIX」へと変身したかのようである。← お笑い系が無くなったのは菰口くんの真面目さのおかげで〜す。

POWER-2 菰口雄矢がついに本気を出してきた! 菰口雄矢ギターが“野太い”! 菰口雄矢の加入により,よりスピード感,キレが増したハイテンションなTRIXサウンド。
 熊谷徳明須藤満窪田宏の超絶ギターに触発されてか,スーパー・プレイの応酬である。
 元来,TRIXとは「FORCE」ではなく「POWER」である。それまで体内に溜まっていたエネルギーが菰口雄矢の加入によって解き放たれただけである。

 完全調和の平井武士が抜けて,菰口雄矢という異物が加わり,真の「第2期トリックス」(by 『FEVER』)が始動した。TRIX内での新陳代謝が始まった。
 TRIXよ,持てる「POWER」全てを解き放て! そして「FORCE」と共にあらんことを! ← この掛け言葉,二重の意味が分かるかなぁ。

  01. POWER
  02. 夢風
  03. Espana
  04. Hysteric Drama
  05. Champion
  06. Welcome Home
  07. Vitality
  08. 久保田
  09. うつろひ

(キングレコード/KING RECORD 2012年発売/KICJ-640)

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