アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

デューク・ピアソン / ハニーバンズ5

HONEYBUNS-1 『HONEYBUNS』(以下『ハニーバンズ』)は「デューク・ピアソン・ノネット」名義。デューク・ピアソンをリーダーとする9人編成による6管オーケストラ。中型のコンボと呼んで良いだろう。

 3管ハード・バップの『WAHOO』で芽生えていたデューク・ピアソンの「オーケストレーションの才能」が花開いている。
 『ハニーバンズ』が“ポップなジャズ・ロック調”だからなのだろう。「デューク・ピアソン・ノネット」を聴いていると「サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ・オーケストラ」のイメージと被る瞬間がある。

 そう。「デューク・ピアソン・ノネット」の真髄とはデューク・ピアソンのリハーサル・オーケストラ。デューク・ピアソンとその仲間たちが,思う存分,自分たちで楽しむために集まったジャズ・オーケストラ
 デューク・ピアソン印でスマートにアレンジ演奏された,ファンキーで楽しい演奏がレコーディングされたのはアトランティック・ジャズの実験作=3002番の巡り会わせだったから!

 すなわち『ハニーバンズ』の録音メンバーは,ピアノデューク・ピアソントランペットジョニー・コールズアルトサックスジェームス・スポールディングテナーサックスジョージ・コールマンバリトンサックスペッパー・アダムストロンボーンガーネット・ブラウンフルートレス・スパンベースボブ・クランショウドラムミッキー・ローカーの9名なのだが,本当はここにブルーノート専属ゆえ参加できなかったドナルド・バードハンク・モブレイジャッキー・マクリーンジョー・ヘンダーソン辺りも加わったイメージで「聴いて楽しめる」のがデューク・ピアソンのリハーサル・オーケストラ!

 先に『ハニーバンズ』について“ポップなジャズ・ロック調”と書いてみたが『ハニーバンズ』は,ジャズ・ロックの仮面の裏でデューク・ピアソンと仲間たちが“遊んでいる”のは「新しいモード・ジャズ」である。

 同じ音のメロディーに対してコードが半音ずつ下降する複雑なモチーフが転調しながら繰り返される。このように文章にすると小難しく感じるかもしれないが,実際に音として聴いてみると6管がスインギーに“ねちっこいハーモニー”していて新鮮に響いている。2017年の耳にも新鮮なリリカルが響く。
 やっぱりデューク・ピアソンのハイセンスは凄かった!

HONEYBUNS-2 管理人の結論。『ハニーバンズ批評

 『ハニーバンズ』は『WAHOO』でレコーディングのリハーサルを終えたデューク・ピアソンのリハーサル・オーケストラによる本番セッション。

 「デューク・ピアソン・ノネット」の“夜な夜なの音遊び”は,毎回毎回凄かった。1回1回の演奏が『ハニーバンズ2』『ハニーバンズ3』だったと想像する。

  01. HONEYBUNS
  02. NEW GIRL
  03. YOU KNOW I CARE
  04. IS THAT SO
  05. OUR LOVE
  06. HEAVY LEGS

(アトランティック・ジャズ/ATLANTIC JAZZ 1966年発売/WPCR-27121)
(ライナーノーツ/ナット・ヘントフ,後藤誠)

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スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 1985年度(第19回)

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCDLPビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。

 今回は1985年度(第19回)の発表です。

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ライブ・アット・スイート・ベイジル★【金賞】.ライブ・アット・スイート・ベイジル
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ


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アウト・オブ・ザ・ブルー★【銀賞】.アウト・オブ・ザ・ブルー
OTB


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枯葉★【最優秀CD賞】.枯葉
マンハッタン・ジャズ・クインテット


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Vocalese★【ボーカル賞】.ボーカリーズ
マンハッタン・トランスファー


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ラウンド・ミッドナイト★【日本ジャズ賞】.ラウンド・ミッドナイト
宮沢昭


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グルーヴィー★【編集企画賞】.プレスティッジ&リバーサイド・CD・マスターピース・シリーズ [全30作]


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プレリュードとフーガ Vol.1★【制作企画賞】.プレリュードとフーガ
ジョン・ルイス


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ザ・サード・ディケイド★【最優秀録音賞 LP】.ザ・サード・ディケイド
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ


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スポーティン・ライフ★【最優秀録音賞】.スポーティン・ライフ
 ウェザー・リポート


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 新生ブルーノートの“旗印”となる若手6人組のオーディション・バンド=OTBの『アウト・オブ・ザ・ブルー』が【銀賞】受賞。

 OTB,そして『OUT OF THE BLUE』とは「ブルー(従来のブルーノート)から外れていく」というレーベルの願いが込められた,マイケル・カスクーナ“肝入り”の新プロジュクトで,結成当初はメンバーを入れ替えながらグループとしては存続し続けるという,モーニング娘。やAKBの先がけのようなレーベル・バンドとして一世を風靡したことを鮮烈に覚えている。

 OTBのメンバーは,トランペットマイケル・モスマンアルトサックスケニー・ギャレットテナーサックスラルフ・ボーエンピアノハリー・ピケンズベースボブ・ハーストドラムラルフ・ピーターソン

 果たして,振り返れば今でもジャズ・シーンの最前線にいるのはケニー・ギャレットボブ・ハーストの2名のみ。ジャズとはそれくらいに厳しい音楽ということであろう。

 しかし『OUT OF THE BLUE』発売当時のOTBには,他とは違う桁外れのパワーを感じていたものだ。
 『OUT OF THE BLUE』という言葉には,もう一つ「青天の霹靂」という意味もある。新進気鋭の若手ジャズメン6人による「予想もしなかったような事件や変動」の心意気を読者の皆さんにも感じてほしい。

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デューク・ピアソン / ワフー4

WAHOO-1 『WAHOO』(以下『ワフー』)=『和風』である。これはダジャレでも,もっと言えば『YAHOO』でもない。

 管理人は『ワフー』を聴く度に,自分がなぜにそこまでデューク・ピアソンが大好きなのか,その理由を再確認させられてしまう。
 ズバリ,タイトル・トラック【WAHOO】はデューク・ピアソン版の【リンゴ追分】だと言い切ってしまおう。

 デューク・ピアソンを語る際,デューク・ピアソンが持つ「異国情緒」は外せないのだが,特にデューク・ピアソンは他の外国人ジャズメン以上に日本人的である。
 デューク・ピアソンの楽曲に,雅楽とか三味線が登場してもおかしくない。あるいは演歌が登場してもおかしくない。そんな日本人的なメロディー・ラインに惚れてしまうのだと自己分析している。

 後の「デューク・ピアソンビッグ・バンド」の出発点となる『ワフー』が織りなす3管ハード・バップが,日本の歌番組で歌謡曲を演奏するビッグ・バンド和風』に聴こえてしまう。
 この意見に同意する人は少ないのかもしれないが,偶然,この『ワフー批評を目にした方は,そんな視点で聴いてみてほしい。一度そう思ってしまうとそのように聴こえると思うから…。その方が後々幸福だと思うから…。

( 個人的には「デューク・ピアソンビッグ・バンド」を「NEW HERD」だと思いたい! ただし,デューク・ピアソンは,こればかりではなく正統派のジャズも生涯続けた「二刀流」「三刀流」のハイセンス・マルチ・ミュージシャンの筆頭格。聴けば聴くほど素晴らしい才能にメロメロきます )

 まっ,そういうことで『PROFILE』『TENDER FEELIN’S』と“ジャズ・ピアニスト”としてブルーノートで活動してきたデューク・ピアソンだったが『ワフー』以降は“プレイング・マネージャー”として,アレンジャーやプロデューサーの視点で,非アメリカ的なブルーノートジャズを創造していくことになる。

 興味深いのは,デューク・ピアソンと同時期のブルーノートというレコード会社は,ハービー・ハンコックウェイン・ショーターに代表される「新主流派」のリリース・ラッシュ。
 それなのに,デューク・ピアソンの思うがままに『和風』3管ハード・バップを作らせたアルフレッド・ライオンデューク・ピアソンに対する信頼とは如何許りであろうか?

WAHOO-2 さて,ここまで書いてきてあれなのたが,個人的には『ワフー』は,デューク・ピアソン名盤群からはワンランク落ちる。理由は全体のトーンが落ち着いて重い。
 『ワフー』で,グッと来るのは【FAREWELL MACHELLE】【WAHOO】の2トラックのみ。

 これは『ワフー』の制作を許したブルーノートアルフレッド・ライオンにとっての悲しいお知らせであるが『ワフー』でデューク・ピアソンが取り組んだ“管を鳴らす”アイディアが音楽として完成したのは,後の『INTRODUCING DUKE PEASON’S BIG BAND』ではなく,アトランティック・ジャズからリリースされた『HONEYBUNS』と『PRAIRIE DOG』の方である。

 しかし,そうではあってもデューク・ピアソン・フリークにとって『ワフー』の重要性はやっぱり外せない。
 ドナルド・バードトランペットジェームス・スポールディングアルトサックスジョー・ヘンダーソンテナーサックスを3管アンサンブルとしてではなく,美空ひばりばりのソウルフルなソロイストとしても起用したデューク・ピアソンのハイセンスな音楽眼は聴き逃せない。

  01. AMANDA
  02. BEDOUIN
  03. FAREWELL MACHELLE
  04. WAHOO
  05. ESP(EXTRASENSORY PERCEPTION)
  06. FLY LITTLE BIRD FLY

(ブルーノート/BLUE NOTE 1965年発売/TOCJ-4191)
(ライナーノーツ/レナード・フェザー,上条直之,福山誠)

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国府 弘子 / ピアノ・レター5

PIANO LETTER-1 国府弘子の“最高傑作”が『PIANO LETTER』(以下『ピアノ・レター』)である。

 『ピアノ・レター』には管理人のド・ストライク=【さくら便り】と【忘れないよ】が収録されている。ただそれだけで“最高傑作”に決まったわけなのだが,こんな名曲&名演が2曲も入っているアルバムなんて,そう多くはありません。
 4曲目で大泣きして9曲目でむせび泣く。CD1枚で映画1本分の涙が出てスッキリ。しかも感動が1週間も長続きするのです。

 『ピアノ・レター』の「愛と希望,そして勇気」な音造りは,基本『DIARY』の延長線上に生まれた“国府ワールド”の最終完成作である。
 『ピアノ・レター』での国府弘子は,ジャズピアニストであり,ピアノ・フュージョンなプレイヤーなのだが,全体の印象としては「バンド・リーダー」のように感じてしまう。

 日本人なら心の琴線に触れまくってしまうであろう,満開の【さくら便り】の三好功郎の“別れのギター”のフィルイン一発の破壊力から一転した八尋洋一の“グイグイ”ベース
 そうして,懐かしい故郷,子供の頃に感じた夏の終わりとか,幸福な瞬間のアルバムをめくっているような気分に襲われる【忘れないよ】での篠崎正嗣ストリングスは,共に美しいピアノメロディーではなく,ギターベースストリングスで「思いの丈」を表現したからこその感動ものだと思っている。

 そう。国府弘子は,もはや自らピアノを弾かなくとも,自分の音を狙い通りに奏でることができるコンポーザーにしてアレンジャー「ザ・国府弘子」なのである。
 これまでは都会的でハートフルな表現を得意としてきた国府弘子が,ポップスに寄ってエンターテイメントなピアノを弾いていく。しかし,どうしようもなくJAZZYである。書き譜のPOPなメロディー・ラインがアドリブで跳ねているように聴こえてしまう。

 国府弘子の人一倍感傷的なのに,明るく前向きな音楽が前面に出てきている。しかし,そこにはどうしても隠せない国府弘子の個性=女性らしさ,優しさ,弱さ,もろさが同居して響いている。
 ピアノを弾いて,一生懸命に励ましてくれてありがとう。優しさに包まれ癒されました。今度は僕が君を励ましてあげる番だから…。

PIANO LETTER-2 『ピアノ・レター』で,国府弘子デビュー当時の「不思議ちゃん」から「大人のジャズピアニスト」へと見事に変貌を遂げている。ジャズピアニストとして,表現の幅が広がったのだと思う。

 アコースティックピアノ・トリオを基本としつつ,例えばピアノソロ曲【スノー・ホワイト】などは,従来の国府弘子が積み重ねてきた“国府ワールド”がより鮮明に浮かび上がっており,国府弘子が伝えたかった音楽の本質が露わになったように思う。

 管理人の結論。『ピアノ・レター批評

 『ピアノ・レター』は「大人のジャズピアニスト国府弘子直筆の「ピアノで書き記された手紙」である。
 心のひだを震わせる,幾重にも重ね塗りされたPOPにして奥深い音選びによる「唯一無二の表現力」は,日本の文学史上?かなりの名文だと思われます。

  01. RIVER DANCE
  02. GO GO GODZILLA
  03. FOR YOUR BIRTHDAY
  04. SAKURA-DAYORI
  05. SNOW WHITE
  06. AZZURRO FANTASIA
  07. THE STRANGER
  08. ACROSS THE MILES
  09. WASURENAI-YO
  10. SEKAI WA MELODY

(ビクター/JVC 1999年発売/VICJ-60420)

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デューク・ピアソン / エンジェル・アイズ5

ANGEL EYES-1 デューク・ピアソンの“幻の名盤”というか“幻のレーベル”「JAZZ LINE」の1枚が『ANGEL EYES』(以下『エンジェル・アイズ』)。

 「JAZZ LINE」から正式にカタログとしてリリースされた『ハッシュ!』はまだしも『エンジェル・アイズ』の方は未発表音源のお蔵入り。
 リリースして回収するまでの資金がショートしただけの,内容は完璧&発売目前でのお蔵入り。
 そう。『エンジェル・アイズ』こそが真に“幻の名盤”である。

 『エンジェル・アイズ』は,ピアノデューク・ピアソンベーストーマス・ハワードドラムレックス・ハンフリーズによるピアノ・トリオ作。
 デューク・ピアソンピアノ・トリオと来れば,やはりブルーノートの2枚『PROFILE』と『TENDER FEELIN’S』がいい。いいのだが,ちょっと新感覚すぎるかもしれない。

 その点で『エンジェル・アイズ』でのデューク・ピアソンは,古風で正統派で“センス一本勝負の”ピアノ・スタイル。
 ブルーノート盤のリリカルで色鮮やかなピアノから離れて,何の気負いもなくピアノを楽しみながら弾いているだけなのだが,この心底上品な演奏に心揺さぶられてしまう。
 良く知られたジャズスタンダードを「慈しみながら」デューク・ピアソン流に弾いているのだが,鼻歌まじりのアドリブの美メロが素敵すぎる。メロディーが心に沁み渡ってくる。

 そう。『エンジェル・アイズ』でのデューク・ピアソンのオーソドックスなジャズ・ピアノには雰囲気がある。そして色気がある。

ANGEL EYES-2 管理人の結論。『エンジェル・アイズ批評

 デューク・ピアソンのさりげなく小技を効かせた,あっさり味の「後を引かない」ジャズ・ピアノが聴き流せない。逆に聴けば聴くほどクセになる。

 クライマックスを作らない,自由自在のアドリブメロディーの良さを伝えてくる。これって簡単そうで並みのピアニストには出来ない芸当だと思う。
 デューク・ピアソンの“さらりとした”ジャズ・ピアノが,どうにも心に引っ掛かる。いい演奏である。
 
  01. Bags' Groove
  02. Le Carrousel
  03. Angel Eyes
  04. I'm An Old Cow Hand
  05. Jeannine
  06. Say You're Mine
  07. Exodus
  08. Le Carrousel (alternate take)
  09. I'm An Old Cow Hand (alternate take)
  10. Say You're Mine (alternate take)

(ジャズライン/JAZZLINE 1962年発売/MZCB-1184)
(☆HQCD仕様)
(紙ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/後藤誠,小川充)

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国府 弘子 / ダイアリー5

DIARY-1 『DIARY』(以下『ダイアリー』)は国府弘子の7ヶ月間のロサンゼルス生活からの帰還報告。
 『ダイアリー』の音楽日記から聴こえてくるのは国府弘子の充実ぶり! 国府弘子が心温まるメロディー・ラインでガンガン押してくる!

 最初に耳が行くのは有名曲4曲のカヴァーであろう。
 国府弘子パトリース・ラッシェン杏里の純POP。ビートルズの手を離れた国府弘子の考える「ザ・ビートルズ」のホーン隊を引き連れたドライブとピアノ・トリオEL&Pの大噴火カヴァー上原ひろみプログレ・パンク・フュージョンに負けない“跳ね具合”にニッコリである。

 その後,このニッコリは国府弘子オリジナル5曲に完全移行する。オリジナルメロディー・ラインがとにかく最高。
 【ゴーイング・ゴーイング・オン】での“COOL”な「国府弘子は決める時は決める」カッコ良さ。心がかき乱された後に落ち着く,一晩中聴いていたい【サンセット・ビーチ】の哀愁バラード。ドラマティックなフルートを“プッシュ”するラテン・ピアノの【アイ・ドゥ・ホワット・アイ・ウォント】。キース・ジャレットケルン・コンサート』ばりの【アプレ・ラムール(ミッシング・ユー)】の甘くロマンティックソロ・ピアノ。【シティ・オブ・エンジェルス】での“せつない系”スムーズ・ジャズ

DIARY-2 『ダイアリー』を実際に手に取るまでは,どうやらロサンゼルス,なにやらアメリカの香りいっぱいなアルバムだろうと予想した。
 しかし,本当の『ダイアリー』は「日本大好き」国府弘子の『ダイアリー』であった。

 国府弘子がロサンゼルスに行って外から自分を見つめ直した?美メロに毎回心を射抜かれてしまう。何度聴いても感動する。ますます感動が深まっていく。
 特に八尋洋一ベース村石雅行ドラムとのコンビネーションが完璧すぎてゾクゾクする。

 あ・れ・れ・っ。セラビーってこんなにも国府弘子が好きだったっけ? もはや国府弘子なしでは生きていけない感じ?
 セラビーは『ダイアリー』以降の国府弘子を一人のクラスメートではなく一人の女性としてハッキリ意識するようになりました。← なんでやねん。

  01. GOING, GOING ON
  02. REMIND ME
  03. DRIVE MY CAR
  04. LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS
  05. TARKUS:ERUPTION〜STONES OF YEARS
  06. SUNSET BEACH
  07. I DO WHAT I WANT
  08. APRES L'AMOUR
  09. CITY OF ANGELS

(ビクター/JVC 1998年発売/VICJ-60210)
(ライナーノーツ/国府弘子)

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