アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

マイルス・デイビス / ラウンド・アバウト・ミッドナイト / 'ROUND MIDNIGHT5

アナログレコード

 『’ROUND ABOUT MIDNIGHT』の1曲目は【’ROUND MIDNIGHT】(以下【ラウンド・ミッドナイト】)。


 まず気になるだろうから,この「ABOUT」表記の有無について触れておこう。
 「当初は【ラウンド・アバウト・ミッドナイト】として作曲されたが,バーニー・ハニゲンが作詞した際に【アバウト】を抜いたことから混乱が始まった。セロニアス・モンク作曲の超スタンダードゆえ,ジャズ界では双方の表記がなされている」とライナーノーツに記されている。

 さて肝心の演奏であるが,冒頭からメインテーマを吹き終える2分44秒まで,ほぼマイルス・デイビスのワン・ホーンと言っていいだろう。おいしいフレーズは全てマイルス・デイビスのものだ。
 サポート役のジョン・コルトレーンテナー・サックスも,2分57秒から曲想に合わせた長めのソロが見事に“ツボ”にハマッテている。よだれを垂らしてしまいそうな程,素晴らしい出来である。

 最強リズム隊3人を加えたメンバー全員パーフェクト。イッツ・ジャズ

CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から

THE MILES DAVIS QUINTET
MILES DAVIS : Trumpet
JOHN COLTRANE : Tenor Sax
RED GARLAND : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
"PHILLY JOE" JONES : Drums


ラウンド・アバウト・ミッドナイト
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マイルス・デイビス / ラウンド・アバウト・ミッドナイト4

アナログレコード

 ある偽札の専門家は次のように述べている。「意外なことだが,紙幣が本物かどうかを確かめる最善の方法は,おおむね,自分の視覚や触覚をたよりに,ごく一般的な方法で判定することだ。大抵人々は,正確な方法を知らなくても偽札を見分ける」。
 言い換えるなら,偽札を見分ける最良の訓練は“本物に対する感覚”を磨くこと。その感覚を掴みさえすれば,偽札を受け取ったとしても,それがまがいものであることを瞬時に判断できるのだろう。

 さて,この記述は“本物の”ジャズを聴き分けることにも当てはまる。繰り返し本物を聴くことが,ジャズの本質を掴む一番の近道なのである。では繰り返し聴くべき“教材”とも呼べるCDとは何だろう?

 マイルス・デイビスの諸作! とりわけ『’ROUND ABOUT MIDNIGHT』(以下『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』)! 管理人は自信を持ってそう答える。
 その理由は簡単だが,まだ正式にプレス・リリースされていないので,今は答えることができない。今後の「スーパートリビア」シリーズのランキングに注目してほしい。ただ,ここで一つ断言できることは,この意見は管理人の独断と偏見ではない,と言うことである。

 ところで,マイルス・デイビスについて語るのは,正直余り得意ではない。マイルス・デイビスについての著作を余りにも多く読んだせいなのかもしれないが,自分の言葉で表現しづらいからである。
 “ジャズの帝王”“泣きのミュート”“偉大なバンド・リーダー”“ジャズの歴史の生き証人”などなど,全てまさしくその通り! もはや管理人オリジナルの称号など考えつきませぬ。

 『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』は,そんな“桁外れ”のマイルス・デイビスの代表作&全てのジャズ批評家が認めた名盤中の名盤! このCDに関しては,他の著名な評論を読み比べながら聴き込まれることを,ここに勝手に許可します!
 読者の皆さんが,今後,まがいもののジャズを掴まされることのないことを祈りながら…。

(1955,1956年録音/CSCS5138)

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編集指針

 ジャズフュージョン名演名盤サイトは数あれど,その多くはアルバム全体を批評したものばかりである。
 しかしジャズの真髄であるアドリブインプロヴィゼーションの冴えは,アルバム全体の中にどのくらいあるのだろう…。

 それはジャズメンからの一瞬のプレゼント! 多くても1曲に数秒,数十秒であろう。それゆえ批評の対象はあくまでもトラック単位! アルバム単位の批評がもてはやされる現代にあって,敢えてトラック毎にレビューを付けることを主眼とした。

 レビューの読み方はこうである。
 まずは紹介するジャズメンやアルバムについての概略を述べる。各トラックの評価は,そのアルバム全体の中での位置付けや,前後のディスコグラフィーといった大きな文脈の中で評価すべき,とする偉大な諸先輩たちの意見に全く持って同意せざるを得ない。
 次いで各トラックの批評へと続く。具体的に何分何秒後のどのフレーズがどうなのか,なぜそうなのかを指摘する。
 最後に表題にも注目してほしい。そこにはそのアルバム,トラックの総合評価が五つ星で評価されている。是非,参考にしてほしい。

 以上,編集指針について理解したなら,早速紹介されたCDDVDと腰を据えて向き合ってほしい。レビュー片手に耳を傾けるなら,そう,あなたの心の奥底にも“魂のフレーズ”が鳴り響くことであろう。

 ( と,カッコつけて書いてはみたが,トラック批評に決めたのは,ほら,アルバム単位だとお小遣いがあれでしょ? 1枚1記事より1枚10記事の方が,グリコ風に表現すると“1粒で10度おいしい”からに他なりません。後付とはいえ,我ながらグッド・アイディア。結果オーライです。 )

 一筆入魂のLIVEレポートスーパートリビアも読み残しのないように…。

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前書き

 ジャズフュージョン名演名盤サイトは数あれど,その多くはジャズ・ジャーナリズムを語ったものに思えてならない。
 NO! ジャズは活字から入るべきものではなく素直に音から入るべき音楽である。そしてジャズの真髄,それこそアドリブインプロヴィゼーションの冴えであろう。

 このアドリブジャズフュージョンの命・原点を追求したサイトは一体どのくらいあるのだろう…。
 そこで,アドリブログ

 アドリブログでは,セラビー(管理人)お奨めの“驚き・輝き・羨望のフレーズ”を紹介する。
 まずは実際に紹介されたCDDVDと腰を据えて向き合ってほしい。レビュー片手に耳を傾けるなら,そう,あなたの心の奥底にも“魂のフレーズ”が鳴り響くことであろう。

 加えてジャズフュージョンは過去の音楽ではない。今夜も,創造されては消えていく“珠玉のフレーズ”をLIVEレポートにログする。

 スーパートリビア満載で…。

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小沼 ようすけ / JAZZ'N'POP4

JAZZ'N'POP-1 『JAZZ’N’POP』は“POP”というタイトルが表わす,打ち込み主体のポップ・インスト。

 『JAZZ’N’POP』のこの面子。キーボード笹路正徳ベース高水健司ドラム山木秀夫。ここへギターでリーダーの小沼ようすけ
 勘の良い方なら,小沼ようすけ版・渡辺香津美の「カズミ・バンド」を想起されたかも?

 しかし残念ながら『JAZZ’N’POP』で,小沼ようすけは“ジャズ・ギタリスト”の肩書きを降ろしてしまった。
 増尾好秋から松原正樹への路線変更。要は「笹路正徳・フィーチャリング・小沼ようすけ」である。

 『JAZZ’N’POP』の中の非打ち込みトラック=【OFF SHARE】と【FUNKY J】の見事な出来栄えを聴かされれば,生楽器とのセッションでこそ本領を発揮する“ジャズ・ギタリスト小沼ようすけの生存を確認できるが,単調な打ち込みが相手では,燃えない小沼ようすけ,前面に出て行けない小沼ようすけへの歯がゆさを感じてしまう。

JAZZ'N'POP-2 この“さらり”としたジャズ・ギターには,小沼ようすけの持つ超絶技巧の出番はない。もはやヒーリングに近い。
 残念である。「小沼ようすけよ,道を踏み外すな」!

 『JAZZ’N’POP』に,小沼ようすけのライフ・ワーク=サーフ・ミュージック志向の原型を見る。

  01. Three Roses
  02. Afro-Runner
  03. Free
  04. Off Shore
  05. Punk Jazz
  06. Workin' Day And Night
  07. Mask
  08. Funky J
  09. Doze...
  10. Discotheque

(ソニー・ミュージック/SONY 2003年発売/SICP-410)
(ライナーノーツ/小沼ようすけ)

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小沼 ようすけ / SUMMER MADNESS4

SUMMER MADNESS-1 小沼ようすけが『SUMMER MADNESS』で色を付けてきた。“ジャズ・ギタリスト小沼ようすけを押し出してきた。ブルース・ラインのケニー・バレル系である。

 『SUMMER MADNESS』でも,オリジナル以外に,クール&ザ・ギャングアイズレー・ブラザーズハービー・ハンコックレッド・ホット・チリ・ペッパーズプリンスオーネット・コールマンスパンダー・バレエケミストリーのカヴァーを取り上げているのだが,そのどれもが“ザ・小沼ようすけ”している。
 ギーター・ソロでのバカテク以上に,バッキングやカッティングの「ヒトキザミ」が印象に残る。

SUMMER MADNESS-2 『SUMMER MADNESS』は『NU JAZZ』以上にブルージーなのだが,残念ながらグルーヴしていない。

 一発録りのライブ感が薄まりスタジオ・ワークの緻密さUPが原因か? 期待しているだけに小沼ようすけにはまだまとまってほしくない! 外野が口うるさいのだろうが,若気の至り一発のイケイケで突っ走ってほしい。

 管理人から小沼ようすけへ「考えるな,感じろ」の言葉を贈る!

SUMMER MADNESS-3 なお13曲目【BACK TOGETHER AGAIN(FOOTSTEPS ON THE BEACH)】はシークレット・トラック。ポリスの【見つめていたい】のカヴァーが収録されている。

 「SUMMER MADNESS-3」の写真は【初回限定特典】:GIBSON製小沼ようすけサイン入りピックです。

  01. Summer Madness
  02. Driving
  03. Loveliness
  04. Color Of The Sky
  05. At Your Best (You Are Love)
  06. Tell Me A Bedtime Story
  07. By The Way
  08. Do Me, Baby
  09. Ramblin'
  10. HGM
  11. Message From Water
  12. True
  13. Back Together Again (Footsteps On The Beach)

(ソニー・ミュージック/SONY 2002年発売/SICP-303)
(ライナーノーツ/小沼ようすけ)
★【初回仕様限定盤】:GIBSON製小沼ようすけサイン入りピック封入

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