アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

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スーパーカウントダウン第一弾 『JAZZ PIANO BEST SELECTION TOP31』

 お待たせしました! 「スーパートリビア」のシリーズ化,第一弾がまもなくスタートすることが,本日,正式決定いたしました。

 気になるそのシリーズのタイトルとは…。

JAZZ PIANO BEST SELECTION TOP31」!

 このシリーズは,1980年代後半にFM東京系で土曜日の23時にオンエアされていたジャズ番組=「SELECT JAZZ WORKSHOP」でのカウントダウン! その特別企画として放送されたランキングの再発表です。

 その昔のヘビー・リスナーの覚え書きとして,またこれからジャズ・ピアノを聴き始める人たちへの入門編として役立てていただければ幸いです。

 また誠に勝手ながら,アドリブログでは,ランキングの発表日を毎月1日とさせていただきます。
 「スーパートリビア」の合言葉は,毎月1日は「スーパーカウントダウン」の日!
 しばらくはこれで行こうと思っています。どうぞお楽しみに!

 アドリブをログするブログ,それがアドリブログ。


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T−スクェア / グルーヴ・グローブ / IN A SWEET TRAP4

 『GROOVE GLOBE』の10曲目は【IN A SWEET TRAP】。


 【IN A SWEET TRAP】は,50秒間のガッツン・イントロ! 残りは“無敵の”伊東バラードという2部構成。何とも不思議な雰囲気のトラックである。

 イントロの雨音に被さってくる“ドラマティック”なリズム隊+“スリリング”なキーボード
 これは幻想的な宇宙空間? それとも世紀末的な地殻変動? 地球の誕生または破滅のどちらをイメージするかは,読者の皆さんの判断に委ねたい。

 安藤まさひろ河野啓三に“誘導された”伊東たけしアルト・サックスが鳴り響く。
 これは“無の境地”! 一切の雑念を払い捨て感情を抑えた,伊東たけしの“クール”な世界が咲きほこる!

 【IN A SWEET TRAP】の展開力は“見事”である。壮大なテーマを持つ“スケール感”。上手に表現できないのがもどかしいが,聴き手に何かを感じさせてくれる。

T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic and Electric Guitars
TAKESHI ITOH : Alto and Soprano Sax, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

T−スクェア / グルーヴ・グローブ / MIRACLE CITY4

 『GROOVE GLOBE』の9曲目は【MIRACLE CITY】。


 【MIRACLE CITY】は,T−スクェア“お得意の”CITY系! フュージョン好きなら“泣いて歓ぶ”定番ソング! 上質で洗練されたメロディ+盛り上がりのサビ+最強リズムが「コレッ,コレを待ってたんだ〜」と叫ばせる!

 【MIRACLE CITY】は,T−スクェアがJ−フュージョンのトップ・グループであることの動かぬ証し!河野啓三の計算通りに,全てがキッチリハマッテいるのだろう。絶妙のバランス感覚が働いている。やはり“超一流の総合力”は伊達ではない。

 最高のユニゾンに最高のアドリブ! とりわけ“安藤まさひろで始まり伊東たけしで終わる”短くとも印象的なメンバー全員のソロ回しに“萌えまくる”!
 全員個別に“褒めちぎりたい”完璧なソロであるが,3分24秒からの森岡克司のパフォーマンスが群を抜く! これはナルチョの【THE BASS GREETINGS】の短縮版!
 これ位の長さでないと,今のT−スクェアは持ちこたえられない。森岡克司に破壊されてしまう。

 T−スクェアと言う“宝石箱”に,上手に森岡克司をはめ込んだ,河野啓三の音楽センスが輝きを放っている!
 ひいては河野啓三の実力を認めて自由にやらせる,リーダー・安藤まさひろの“懐の深さ”こそ,称賛させられるべきであろう。そう。老舗の伝統には力がある!

T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic and Electric Guitars
TAKESHI ITOH : Alto and Soprano Sax, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

T−スクェア / グルーヴ・グローブ / DON'T TELL ME A TRUTH4

 『GROOVE GLOBE』の8曲目は【DON’T TELL ME A TRUTH】。


 【DON’T TELL ME A TRUTH】は,要所要所でスタッカートが入ってくる,スパニッシュ・フレーバー。安藤まさひろギターもフラメンコしている。
 しかし,どことなく懐かしい。まるで初期スクェアを聴いているかのようだ。

 なぜだろう? この音はハッタリ為しに2004年版! テクニックもテクノロジーも初期スクェアの比ではないはずなのに…。
 そうか。マイケル河合の存在である! プロデュサー兼パーカッショニストとして参加したマイケル河合は,ザ・スクェアの初代ドラマー! どおりでスパニッシュよりも初期スクェアの音がするわけである。

 しかし,スペインや郷愁に思いを馳せるだけが【DON’T TELL ME A TRUTH】の聴き所ではない。
 2分47秒からのギターとのユニゾンを振り切り“自己主張”するベース! 耳を疑う森岡克司のスゴテクに衝撃! この“うねりを感じさせる早弾き”は,リチャード・ボナ級! グレート!
 悪いことは言いません。拝啓 森岡克司様,早く独立してください。ソロになったら応援しますので…。

T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic and Electric Guitars
TAKESHI ITOH : Alto and Soprano Sax, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

Additional Musician
MICHAEL S. KAWAI : Percussion

T−スクェア / グルーヴ・グローブ / MOON4

 『GROOVE GLOBE』の7曲目は【MOON】。


 【MOON】は,アンプラグドの魅力をフューチャーした名演である。このロマンティックな曲想を生かし切るには,やはりアンプラグドなのであろう。

 冒頭からメインテーマを奏でるユニゾンとソロのバランスが絶妙である。しかもユニゾンの組み合わせも“入れ替わり立ち替わり”本当はじっくりと1人1人のプレイに耳を傾けたいところなのだが,途中で,どこかの“夢の世界”へと連れ去られてしまう。
 それ程“幻想的”な音世界! さすがは河野啓三! 現T−SQUAREの“音楽総指揮官”に任命されただけのことはある。

 やはり聴き所はユニゾンの美しさにあると思うのだが,繰り返し聴き込み“トリップ”するのを我慢できるようになると,各人のソロにも心奪われるようになる。
 1分32秒からの伊東たけしアルト・サックス,2分36秒からの安藤まさひろアコースティック・ギターは“いつも通り”素晴らしい。
 しかし現T−SQUARE“らしさ”を感じさせてくれるのは,3分8秒からの河野啓三のピアノ・ソロ! シンセをバックに大人のアドリブを決めてくれる。
 続く森岡克司フレットレス・ベースはそうでもないが,ソロ上がりの河野啓三とのユニゾンがいい! そう。森岡克司は自由よりも“抑制の美”がよく似合うベーシストなのである。

T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic and Electric Guitars
TAKESHI ITOH : Alto and Soprano Sax, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

T−スクェア / グルーヴ・グローブ / CAPE VERDE4

 『GROOVE GLOBE』の6曲目は【CAPE VERDE】。


 【CAPE VERDE】は,メイン・テーマの曲調にフルートの使用が相まって“ポップなライト・フュージュン”と言った趣。約20年前の初期「ザ・スクェア」のサウンドに接している気分になる。

 しかしメンバー各自の“アドリブ・タイム”の時間になると,一気に最新の「T−スクェア」サウンドに舞い戻ってくる!
 1分57秒から始まる,森岡克司ベース・ソロがハイライト! スクェアのバンド・カラーにはそぐわない森岡克司であるが,このソロ・パフォーマンスには“賛辞”を送りたい。この手のスラップ&超早弾きのベーシストは当代希有。スゴイの一言!
 2分34秒からの安藤まさひろギター・ソロはエッジが効いたロック・ギター。完全に森岡克司に影響されてしまっている。
 森岡ベースに“触発”されたのは安藤だけではない。3分11秒からの伊東たけしフルート・ソロが,なぜか激しい。4分19秒からの河野啓三キーボード・ソロも“ザ・鮮烈”である。

 バリバリのソロが続いただけに,後半のメイン・テーマへの移行で“腰砕け”。良い演奏なのだが“ほんわか”に戻ったとたんに“ふぬけ”に思えてしまう。ウーン。

T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic and Electric Guitars
TAKESHI ITOH : Alto and Soprano Sax, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

Additional Musician
MICHAEL S. KAWAI : Percussion

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