アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

渡辺 貞夫 / マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜4

MY ROMANCE -SADAO PLAYS BALLADS--1 『MY ROMANCE −SADAO PLAYS BALLADS−』(以下『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』)での渡辺貞夫の演奏はすでに完成されている。いい演奏に違いない。

 しかしその一方で『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』のナベサダを“青い”とも感じる。心のどこかがしっくりこない。管理人の愛する渡辺貞夫が“軽い”のだ。

 そう。『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』の印象はフレッシュで若々しい。『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』がバラード・アルバムなのだから余計にそう感じるのだろう。

 でもそう感じてしまう自分自身がうれしいのだ。『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』を聴いていると,アルバムを聴き終える途中で毎回思考が飛んでしまう。それは現在の渡辺貞夫についてである。現在の渡辺貞夫の“円熟ぶり”について喜びを噛みしめる自分がいる。

 ズバリ『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』の演奏は悪くはないが,どうしても「世界一の音色」を奏でる現在の渡辺貞夫が基準ゆえにバークリーから帰国直後の演奏が劣って聴こえてしまうのだ。

 もはや管理人にとって60年代の渡辺貞夫と80年代以降の渡辺貞夫は別人扱い。それくらい渡辺貞夫の進化が目覚ましいし,「青い&若い」と「スター・オーラ&円熟」がハッキリと識別できる。

MY ROMANCE -SADAO PLAYS BALLADS--2 それにしても「青い」ナベサダがなぜこの時期にバラードなのかというと,当時のタクトナベサダのレコーディング・ラッシュ。
← 『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』が録音された1967年にはアルバム9枚。

 そりゃ毎月毎月レコーディングしていたらバラードの1枚でも録音したくなるもんです。『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』は渡辺貞夫の逆・若気の至りかも?

PS 『マイ・ロマンス 〜サダオ・プレイズ・バラッド〜』のジャケット写真を見た妻の一言。「この人,真木蔵人に似ている」。似ている?

  01. THEY SAY IT'S WONDERFUL
  02. MY ROMANCE
  03. SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD
  04. ONCE UPON A SUMMERTIME
  05. A NIGHTINGALE SANG IN BARKLEY SQUARE
  06. IT'S EASY TO REMEMBER
  07. HERE'S THAT RAINY DAY
  08. LITTLE GIRL BLUE
  09. MY FOOLISH HEART
  10. THAT'S ALL
  11. SPRING IS HERE
  12. I THOUGHT ABOUT YOU
  13. OLD FOLKS

(タクト/TAKT 1967年発売/COCB-54252)
(紙ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/野口久光,青木和富)

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フォープレイ / 45

4-1 キーボードボブ・ジェームスギターリー・リトナーベースネイサン・イーストドラムハービー・メイソンからなる盤石の4ピース・バンド=フォープレイ

 そのフォープレイからリー・リトナーが脱退することになった。ボブ・ジェームスの頭の中には,リー・リトナーの代わりが見つからなければフォープレイの解散も選択肢としてあったことだろう。
 なぜならフォープレイの“売り”とは「超大物4人組」。リー・リトナーの代わりは「そこそこレベルの大物」では務まらない。果たして,リー・リトナー・クラスの「超大物」で,2年に1枚のレコーディングに参加できるギタリストが見つかるのかどうか?

 当のリー・リトナーも心配する中,フォープレイの新ギタリストが発表された。発表された後ならば「この人しかいない!」となるのだが,それにしても「まさかのまさか!」な結果である。
 何と!リー・リトナーの後釜ギタリストとはリー・リトナーの「公式ライバル」であるラリー・カールトン“その人”! 名脚本家でも絶対に思いつかない?「夢」のようで「奇跡」のような人選だと思う。

 ラリー・カールトンよ,よくぞ決心してくれた。『』の最高の出来映えを聴き返すにつれ,ラリー・カールトンへの思いが強くなる。ラリー・カールトンが完璧にリー・リトナーの後釜を務め上げている。

 元々スタジオ・ミュージシャンであったリー・リトナーラリー・カールトンだから実現した「スムーズすぎるメンバー・チェンジ」。ただし,リー・リトナーラリー・カールトンでは大いに個性が異なることをリスナーは認識しておくべきだろう。
 そう。『』の最高の出来映えはラリー・カールトンの最高の仕事に1つとして記憶されるべきだと思う。

 リー・リトナーにしても,フォープレイの中でギターを弾くには「没個性」が求められていたのだが,ラリー・カールトンの場合は,フォープレイの中で自分を捨てる,尚且つ,リー・リトナーが創り上げてきたサウンド・カラーに寄せるため,もう一段階自分を捨て去る「没没個性」が求められている。
 ゆえに『』でのラリー・カールトンギターが大人しい。いいや,完璧に「影武者ミッション」を遂行することが“仕事人”ラリー・カールトンなりの自己主張なのだと思う。

 そんなラリー・カールトンの“男気”に,ボブ・ジェームスネイサン・イーストハービー・メイソンの3人が応えないはずがない。
 一歩下がろうとするラリー・カールトンを「前へ前へ」と意識的にプッシュしている。『』でフォープレイが“世界最高のアンサンブル・バンド”になったと思う。

4-2 そう。フォープレイの真髄とは“世界最高のアンサンブル・バンド”! フォープレイとはボブ・ジェームスにとっての“世界最高のアンサンブル・バンド”であり,ラリー・カールトンにとっての“世界最高のアンサンブル・バンド”であり,ネイサン・イーストにとっての“世界最高のアンサンブル・バンド”であり,ハービー・メイソンにとっての“世界最高のアンサンブル・バンド”!

 “明るく爽やかな”リー・リトナーのもと発展してきたバンド・スタイルから“ブルージーで粘り気のある”ラリー・カールトンのもと「自分を活かして他の人も活かす」バンド・スタイルへと進歩を遂げた『』。
 カールトン期のフォープレイソロ・パートでのアドリブリトナー期のフォープレイより熱くなったと思う。

 それにしても【STILL THE ONE】は名曲中の名曲である。フォープレイ存続の危機を救ってくれたラリー・カールトンに捧げるハービー・メイソンからの「ラブ・ソング」だと悦に入って聴いている。

 【STILL THE ONE】1曲の魅力で“気だるさの”ラリー・カールトンを大歓迎している,リー・リトナー派の自分が確かにここにいる。

 それにしてもリトナー期の最高の1曲が1曲目の【BALI RUN】で,カールトン期の最高の1曲が1曲目の【STILL THE ONE】というのも単なる偶然を超えた「永遠のライバル」のインパクト!

  01. Still The One
  02. Little Foxes
  03. Sexual Healing
  04. Charmed, I'm Sure
  05. Someone To Love
  06. Rio Rush
  07. Piece Of My Heart
  08. Slow Slide
  09. Vest Pocket
  10. Swamp Jazz
  11. Out Of Body

(ワーナー・ブラザーズ/WARNER BROTHERS 1998年発売/WPCR-1942)
(ライナーノーツ/工藤由美)

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TRIFRAME / 青柳誠トライフレーム4

TRIFRAME-1 青柳誠の1stソロTRIFRAME』(以下『青柳誠トライフレーム』)を聴いて二重の意味で観念してしまった。

 1つはアルバムの出来の良さに観念してしまった。“ジャズ・ピアニスト青柳誠が最高に素晴らしい。個人的に青柳誠と来ればピアノというよりテナーサックスであり,ピアノというよりキーボードである。

 どちらにしてもこんなにも“ふくよかで丸く優しい”音を奏でるピアニストというイメージは抱いていない。青柳誠の一番の代名詞は,あのテナーサックスでの「循環呼吸奏法」である。
 ナニワ・エキスプレスライブを珍しく!TVで放映していたのだが,一番の盛り上がりが青柳誠の「循環呼吸奏法」のシーンであり,それ以外でもバンドのフロントマンとして“猛獣使いの王子様”君臨の印象を持っている。

 ナニワ・エキスプレスでのピアノの出番はメロ弾きとバッキングが多かったのだから(ナニワ・エキスプレスにはナニワ・エキスプレスのメイン鍵盤奏者はキーボード中村建治青柳誠ピアニストの印象は薄い。
 ズバリ『青柳誠トライフレーム』をブラインド・テストで出されたら100人が100人とも撃沈することだろう。

 もう1つは「ああ,これで青柳誠ナニワへの復帰はなくなったなぁ」というあきらめの感情である。ファンとしてはナニワ再始動への淡い期待を抱いていたが,このアルバムを聴いて踏ん切りがついた。もう2度とナニワ・エキスプレスの“完全版”は永遠に見ることが出来なくない,という覚悟が決まった。

 『青柳誠トライフレーム』の優しい音世界はそれくらい,ナニワ・エキスプレスの剛球サウンドとは対極に感じた。1999年の時点で青柳誠ナニワ・エキスプレスのサウンドは「水と油」の位置にある。
 思うに,2003年の再結成盤『LIFE OF MUSIC』の時点で,青柳誠ナニワへの思いはすでに燃え尽きていたのだろう。

 岩見和彦が引き金を引いたナニワ・エキスプレスの解散劇。その後の5人の活躍は目覚ましい。その中で一番ナニワから離れてしまったのが青柳誠ではなかろうか? 「マルチ・サウンド・クリエイター」と名乗るにふさわしい五臓六腑の大活躍である。

 そんな「マルチ・サウンド・クリエイター」が青柳誠が自分の中の“ジャズ・ピアニスト”を表に出してきたのが素晴らしい。“ジャズ・ピアニスト青柳誠の発掘が「マルチ・サウンド・クリエイター」青柳誠の最大の功績である。

TRIFRAME-2 管理人の結論。『青柳誠トライフレーム批評

 『青柳誠トライフレーム』のピアニストは,晩年期のビル・エヴァンスのリリシズムや,一部キース・ジャレットにも影響を受けている。全編を通して叙情的なジャズ・ピアノが様々なスタイルをMIXさせて美しく響いている。
 淡いピアノと淡いリズム。そこに打ち込みでヴァーチャル・ストリングスが被ってくる。モノクロの世界が一気にカラーリングされてくる。とろっとろ。

 ただし管理人はこの後におよんでも「青柳誠ナニワ復活」の奇跡を信じている。その根拠こそがソロ・アルバムの制作に「TRIFRAME」というピアノ・トリオ編成を選んだという事実。

 ピアノ青柳誠ベース水野正敏ドラム池長一美による「TRIFRAME」の名コンビネーション。
 きっといつかはベース清水興ドラム東原力哉での「NANIWA TRIFRAME」!?

  01. Blue One
  02. Circle Beeds
  03. Sleepwood
  04. Enokorogusa
  05. Wives and Lovers
  06. Eclogue
  07. Ill Never Fall in Love Again
  08. Third Scene
  09. Only Tune

(ダイキサウンド/SUBCONSCIOUS 1999年発売/SUB-1011)

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フォープレイ / エリクシール4

ELIXIR-1 『FOURPLAY』&『BETWEEN THE SHEETS』が共に愛聴盤のまま発売を迎えた『ELIXIR』(以下『エリクシール』)。

 ズバリ書くと『エリクシール』にはガッカリした苦い思い出がある。手放すのは後の事になるが,どうしても好きになれなかった『SNOWBOUND』と共に中古CD屋で処分した。今手元にある『エリクシール』は2枚目となる。

 このように書き出すと『エリクシール』は駄盤のように思われたかもしれないが『エリクシール』は紛れもなくリトナー期の名盤の1枚である。
 褒め殺しになるかもしれないが,ボブ・ジェームスリー・リトナーネイサン・イーストハービー・メイソンの4人が完璧にフォープレイを演じている。コツを掴んだかのような上質なアンサンブルが実にお見事。

 しかし,余裕たっぷりに聞こえるせいなのか?フォープレイの4人に「うわ〜」って憧れることが出来なかった。要はエモーショナルではなく“うまさ”を無意識のうちに感じ取ってしまったのだと思う。
 キャッチーさが抜けきったアダルト・コンテンポラリーな『エリクシール』の雰囲気に入れ込めず,思い入れ出来ず,感情移入が難しかった。当時まだ20代半ばの管理人には,随分と背伸びした大人の雰囲気に付いていくことができなかった。

 『エリクシール』を最後にリー・リトナーがバンドを離れる。表向きの理由はリー・リトナーソロ活動が多忙を極めて「フォープレイの一員としてスケジュール調整が出来なくなった」ことになっているが,管理人的にはリー・リトナーの“燃え尽き症候群”のようなものだと思っている。
 リー・リトナーにとってのフォープレイは『エリクシール』を持って完結したのだ。誰が何と言おうと管理人はそのように受け取った。

 ではどうして再び『エリクシール』を買い直したのか? それはラジオで久々に聴いた【THE CLOSER I GET TO YOU】に1年に1度の稲妻が走ってしまったから!

 話がフォープレイから逸れてしまうが【THE CLOSER I GET TO YOU】が大好きなのは「SELECT LIVE UNDER THE SKY’90」での,ジョー・サンプルフィリップ・セスバジー・フェイトンスティーヴ・ガッドレニー・カストロフレディ・ワシントンの「SELECT LIVE SPECIAL BANDフィーチャリングアル・ジャロウミキ・ハワード」による【THE CLOSER I GET TO YOU】の影響が大!  

 『エリクシール』でのパティ・オースティンピーボ・ブライソンの【THE CLOSER I GET TO YOU】は歌であって歌ではない。これぞ“インタープレイの極み”である。
 そう。パティ・オースティンピーボ・ブライソンヴォーカルは一般的なデュエットのレベルを超えている。パティ・オースティンピーボ・ブライソンが譜面,アレンジという非常に狭い限られた空間の中で,互いの声の調子を聞き分けながら会話を楽しんでいるように聴こえてしまう。彼らは本当の恋人なのではないかと錯覚してしまう。

 男女のデュエット曲で個人的に一番好きなのは,亡き父ナット・キング・コールとその娘ナタリー・コールナット・キング・コールの過去音源のオーバーダブと共演を果たした【アンフォゲッタブル】なのだが,その雰囲気に良く似ている。大好き。インタープレイの真髄とは“心の交歓”というのが確かめられる名トラックである。

ELIXIR-2 管理人の結論。『エリクシール批評

 『エリクシール』は綺麗すぎるしアダルトすぎる。ただし【THE CLOSER I GET TO YOU】1曲の魅力で,後に続くフォープレイヴォーカル・ナンバーを楽しめる土壌の塗り替えアルバムとして高く評価したい。

 リトナー期のフォープレイの個性を書く。フュージョンの『FOURPLAY』。スムーズ・ジャズの『BETWEEN THE SHEETS』。ヴォーカル・ナンバー大有りの『ELIXER』。

PS 本文には書きませんでしたが【EAST 2 WEST】でのネイサン・イーストスキャットがこれまた最高なので,ヴォーカル・ナンバーをフィーチャリングするフォープレイの評価確定に『エリクシール』が寄与しております。

  01. Elixir
  02. Dream Come True
  03. Play Lady Play
  04. Why Can't It Wait Till Morning
  05. Magic Carpet Ride
  06. Whisper In My Ear
  07. Fannie Mae
  08. The Closer I Get To You
  09. East 2 West
  10. Licorice
  11. In My Corner
  12. Any Time Of Day

(ワーナー・ブラザーズ/WARNER BROTHERS 1995年発売/WPCP-28152)
(ライナーノーツ/中田利樹)

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スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 2006年度(第40回)

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCDLPビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。

 今回は2006年度(第40回)の発表です。

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スーパー・トリオ★【金賞】.スーパー・トリオ
チック・コリア


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マンハッタンの幻想★【銀賞】.マンハッタンの幻想
リッチー・バイラーク


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ライブ・アット・ベイシー〜ウィズ・ハンク・ジョーンズ★【日本ジャズ賞】.ライブ・アット・ベイシー〜ウィズ・ハンク・ジョーンズケイコ・リー


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渡米50周年記念日本公演★【日本ジャズ賞(特別賞)】.渡米50周年記念日本公演
秋吉敏子&ルー・タバキン・スーパー・カルテット


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アラウンド・ザ・シティ★【ボーカル賞(海外)】.アラウンド・ザ・シティ
イリアーヌ・イリアス


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ニカズ・ドリーム★【ボーカル賞(国内)】.ニカズ・ドリームチャリート・ウィズ・マンハッタン・ジャズ・オーケストラ


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銀巴里セッション[Blu-spec CD]★【編集企画賞】.TBM復刻シリーズ



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魂・KON★【製作企画賞】.魂・KON
安富祖貴子


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ザ・ラスト・トリオ・ライブ'80★【最優秀ジャズ・ビデオ賞】.ザ・ラスト・トリオ・ライブ'80ビル・エヴァンス



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メモリーズ・オブ・ユー★【最優秀録音賞(ニューレコーディング)】.メモリーズ・オブ・ユーケン・ペプロウスキー


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ジャイアント・ステップス★【最優秀録音賞(リマスタリング)】.アトランティック・ジャズ紙ジャケット・コレクション


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ケリー・ブルー★【ニュー・スター賞(海外インスルゥルメンタル)】.ケリー・ブルーダン・ニマー


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ソフィー・ミルマン★【ニュー・スター賞(海外ボーカル)】.ソフィー・ミルマンソフィー・ミルマン


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サラ・スマイル★【ニュー・スター賞(国内インスルゥルメンタル)】.サラ・スマイル市原ひかり


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魂・KON★【ニュー・スター賞(国内ボーカル)】.魂・KON
安富祖貴子


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 チック・コリアの『スーパー・トリオ』が【金賞受賞

 ピアノチック・コリアドラムスティーヴ・ガッドベースクリスチャン・マクブライドからなる『SUPER TRIO』。この超重量級のネーム・バリューを目にしただけで“買い”である。

 【HUMPTY DUMPTY】【THE ONE STEP】【WINDOWS】【MATRIX】【QUARTET #2 PT.1】【SICILY】【SPAIN】。このチック・コリアの代表曲がズラリと並んだ収録曲を目にしただけで“買い”である。

 名曲が最高の演奏で奏でられることが二重の意味で保証された『スーパー・トリオ』だが,なぜだか「日本限定発売」の曰くつき〜。
 『スーパー・トリオ』の真実とは,チック・コリアの“マニアックなコレクター盤”。正直,世界発売をする内容ではなかった。

 管理人が『スーパー・トリオ』に不満を感じるのは演奏面でのことではない。
 ズバリ,ラストに【SPAIN】を入れた編集姿勢に対してである。人気の【SPAIN】を入れたのは「日本向け営業」の最たるものである。【SPAIN】の,特に引っ掛かりのない演奏を,ただアルバムを“売りたいがために”フェードアウトさせてまで入れている。

 ハズレの【SPAIN】だったから,純粋にファン・サービスの“おまけ”として入れたというよりも“客寄せパンダ”として入れたとしか思えない。
 チック・コリアスティーヴ・ガッドクリスチャン・マクブライドによる水準以上の名演が6曲続くも,最後の最後で落とされたようで毎回興醒めしてしまう。何なんだ〜,この営業至上主義のダメダメ編集〜。

 そんな“眉唾物”の『スーパー・トリオ』が「スイングジャーナル」誌主催2006年度のジャズ・ディスク大賞金賞】受賞って何なんだ〜,この営業至上主義のジャズ・ディスク大賞〜。

 日本だったら売れる。ネーム・バリューだけで売れる。収録曲だけで売れる。「スイングジャーナル」誌も売るのを手伝ってくれる…。そんな「日本限定発売」の『スーパー・トリオ』だが,管理人は出せば世界でも売れると思っている。
 だってチック・コリア・マニアなら,このメンバーにしてこの選曲,絶対に聴いてみたくなるんだもん!

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第61回(2018年度)グラミー賞 ジャズ部門-NO.1

 大晦日は,アドリブログでも,ジャズフュージョンの総決算!
 2018年,グラミー賞ノミネート作についてレポートします。

 読者の皆さんには,管理人の一押しよりも,この中からジャズフュージョンに接することを(謙虚になって)お奨めいたします。

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Category 31. Best Improvised Jazz Solo


☆ SOME OF THAT SUNSHINERegina Carter, soloist / Track from: Some Of That Sunshine (Karrin Allyson)
☆ DON'T FENCE ME INJohn Daversa, soloist / Track from: American Dreamers: Voices Of Hope, Music Of Freedom (John Daversa Big Band Featuring DACA Artists)
☆ WE SEEFred Hersch, soloist / Track from: Live in Europe
☆ DE-DAHBrad Mehldau, soloist / Track from: Seymour Reads The Constitution! (Brad Mehldau Trio)
☆ CADENASMiguel Zenon, soloist / Track from: Yo Soy La Tradicion (Miguel Zenon Featuring Spektral Quartet)

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Category 32. Best Jazz Vocal Album


☆ MY MOOD IS YOUFreddy Cole
☆ THE QUESTIONSKurt Elling
☆ THE SUBJECT TONIGHT IS LOVEKate McGarry, Keith Ganz, Gary Versace
☆ IF YOU REALLY WANTRaul Midon With The Metropole Orkest Conducted By Vince Mendoza
☆ THE WINDOWCecile McLorin Salvant

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Category 33. Best Jazz Instrumental Album


☆ DIAMOND CUTTia Fuller
☆ LIVE IN EUROPEFred Hersch Trio
☆ SEYMOUR READS THE CONSTITUTION!Brad Mehldau Trio
☆ STILL DREAMINGJoshua Redman, Ron Miles, Scott Colley & Brian Blade
☆ EMANONThe Wayne Shorter Quartet

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Category 34. Best Large Jazz Ensemble Album


☆ ALL ABOUT THAT BASIEThe Count Basie Orchestra Directed By Scotty Barnhart
☆ AMERICAN DREAMERS: VOICES OF HOPE, MUSIC OF FREEDOMJohn Daversa Big Band Featuring DACA Artists
☆ PRESENCEOrrin Evans And The Captain Black Big Band
☆ ALL CAN WORKJohn Hollenbeck Large Ensemble
☆ BAREFOOT DANCES AND OTHER VISIONSJim McNeely & The Frankfurt Radio Big Band

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Category 35. Best Latin Jazz Album


☆ HEART OF BRAZILEddie Daniels
☆ BACK TO THE SUNSETDafnis Prieto Big Band
☆ WEST SIDE STORY REIMAGINEDBobby Sanabria Multiverse Big Band
☆ CINQUEElio Villafranca
☆ YO SOY LA TRADICIONMiguel Zenon Featuring Spektral Quartet

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 以上がノミネート一覧なんですが,今年も管理人の趣味・趣向とは相容れませんが,少しはこの結果に納得してもいます。ちょっとは進歩したのかなぁ。
 来年こそは「打倒! ジャズ・ジャーナリズム」を達成すべく(無理は承知で)まずは“自分の耳を鍛え上げなければ”!
 これが来年の(当然ながら再来年以降も)プチ抱負です。

PS 2月に受賞作が決定しましたら(そのCDを所有している場合に限り)レビューしようと思っています。どうぞお楽しみに!

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