2012年01月30日

矢野 沙織 / パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク4

PARKER'S MOOD〜LIVE IN NEW YORK-1 『PARKER’S MOOD〜LIVE IN NEW YORK』(以下『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』)は『SAKURA STAMP』のブルーノート・ツアーで共演したジャズ・ジャイアント,ジミー・コブが“引っ張り出した”ニューヨークは「SMOKE」におけるライブ盤。

 早めに結論を書いておくと,矢野沙織は“まだまだ”。スタジオ録音での“切り貼り”は本人も認める周知の事実が本当であった。やっぱりワンテイク一発で,あの“初老”の演奏はベテランでも難しいものである。

 『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』の原型となった『SAKURA STAMP』のブルーノート・ツアーを拝聴できたがライブは勢い! 良かった! きっと「SMOKE」の現場も生で聴いたら絶賛すべきライブ評だったのだろうが,後日冷静に聴き直すと「音程の粗が目立ってしまう」宿命。

 正直,管理人的には“ジミー・コブ・トリオあっての”矢野沙織の感有り。ジミー・コブ・トリオ矢野沙織の良さを引き出し足りない部分を補っている。ジミー・コブ・トリオ矢野沙織が舞わされている。
 しかし,そんなライブ盤を18歳にしてリリースできる“大物”が「日本のキャノンボール・アダレイ」=矢野沙織である。デビュー2年でライブ盤をリリースできる実力,リリースできる勇気に“あっぱれ”!

 『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』はライブ盤ゆえ1曲1曲の演奏時間が長い。収録わずか7曲にして演奏時間62分。CDでは“切り貼り”作業でカットされる長尺のアドリブ・パートも大収録。ビ・バップの熱気と伸びやかなプレイ。うわ〜!

 改めて『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』における矢野沙織アドリブを聴き込んでいくとジミー・コブの語る「サオリは日本のキャノンボールだ」に同意する。チャーリー・パーカーよりもキャノンボール・アダレイに“激似”である。
 ズバリ“激似”はノリである。キャノンボール・アダレイは大変器用で間口の広いアルト奏者。有名なのは“ファンキー”キャノンボールであろうが,ここで管理人が挙げているのは“バッパー”キャノンボールのことである。

PARKER'S MOOD〜LIVE IN NEW YORK-2 “バッパー”キャノンボールについては後日,キャノンボール・アダレイ批評の中で詳述することとするが,本気のキャノンボール・アダレイの演奏はチャーリー・パーカーの演奏に近い。そう。キャノンボール・アダレイ矢野沙織と同様,チャーリー・パーカーの崇拝者なのだ。

 チャーリー・パーカーソニー・スティットフィル・ウッズキャノンボール・アダレイ渡辺貞夫矢野沙織。これぞ“パーカー派”の主要系譜である。
 そう。21世紀の「パーカー・ショック」は矢野沙織アルト・サックスに宿っている。『パーカーズ・ムード〜ライブ・イン・ニューヨーク』の音に「21世紀のビ・バップ」がある。まぁ,そんな大袈裟に言うことでもないのかなぁ。

  01. I Got Rhythm
  02. The Days Of Wine And Roses
  03. Composition 101
  04. Don't Explain
  05. Parker's Mood
  06. Bohemia After Dark
  07. A Night In Tunisia

(サヴォイ/SAVOY 2005年発売/COCB-53434)
(ライナーノーツ/岩浪洋三)

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2012年01月28日

矢野 沙織 / SAKURA STAMP5

SAKURA STAMP-1 「HOP! STEP! JUMP!」。矢野沙織の一番の成長分野。それは精神面の充実であろう。
 矢野沙織の3rdCDSAKURA STAMP』を聴いてそう強く思った。

 (『02批評で書いた通り,人間幾つになっても成長するもの。年若いから成長するとは書かないが)矢野沙織の武器は人並み外れた成長のハイ・スピード。
 ジャズの神髄を「これでもか!」と感じさせてくれる勢いが心地良い。アルト・サックスの豊かな音色。こんなにも渋く温もりのある音色を好んで吹いている姿に感動すら覚える。そう。矢野沙織の音色とフレージングは,もはや“初老”の域に達している!

 テクニックが上達しているのは勿論なのだが『SAKURA STAMP』での矢野沙織アルト・サックスは“鳴り”が違う。
 『YANO SAORI』『02』とはワンランク上の存在感。今回のアルト・サックスの見事な“立ち振る舞い”は,話題先行アイドル評の雑音を圧巻の実力で黙らせた自信と余裕から来ている。音に張りとか腰が付いたと書いたらよいのだろうか…。

 この点は現場経験であるライブでの成功体験と矢野沙織チャーリー・パーカーと共に敬愛してやまないビリー・ホリディもどきな強心臓と積極性にある。
 ライブでの矢野沙織は,演奏を楽しむというよりも,いつも真剣に自分自身と対峙している様子に見えたが『SAKURA STAMP』での演奏は伸びやかでリラックスしている。もう既に「大物然」が漂いだしている。これこそ矢野沙織の一番の成長分野=精神面充実のポイントである。

 『SAKURA STAMP』での共演者=ハモンド・オルガンマイク・レドーンギターピーター・バーンスタインドラムジョー・ファーンズワースは年上のトップ・ジャズメン。ゲスト参加のトランペットニコラス・ペイトンテナー・サックスエリック・アレキサンダーは言わずもがな!
 しかし,矢野沙織が,実に堂々と楽しそうに演奏している。超格上サイドメンにも臆することなく,しっかりとリーダー・シップを取っている。リーダーとして自分の音楽を展開する矢野沙織は,その深みのある音色,抜群のスイング感で,ジャズの醍醐味を堪能させてくれる。素晴らしい。

 矢野沙織の『SAKURA STAMP』での新境地。キーワードは“ファンキー”である。
 『SAKURA STAMP』を語る時,ベースレスのハモンド・オルガンとの共演を忘れるわけにはいかない。そう。ピアノからオルガンへの変更で,俄然,リズム感が前面に出て来ている。
 例えば,ジミ・ヘンドリックの【RED HOUSE】は原曲崩しの,これぞ“ファンキー”な名演である。

 …そう言えば『SAKURA STAMP』のフォロー・ツアーで共演したジャズ・ジャイアント,ジミー・コブが形容した「矢野沙織は『日本のキャノンボール・アダレイ』」の称号。うんうん。管理人はジミー・コブの興奮がよ〜く分かります。

SAKURA STAMP-2 加えて,チャーリー・パーカーへのオマージュとして【DONNA LEE】の完全コピーを大収録。“パーカー派”矢野沙織の自慢で自信でご満悦な趣味の記録に驚愕する。
 一般にジャズメンたるもの「個性勝負」。没個性のコピー演奏を非とするはず。しかし矢野沙織チャーリー・パーカーに似ていることを喜びとしているのが実に愛らしい。ニコラス・ペイトンとの一糸乱れぬ高速ユニゾンの中にも矢野沙織の負けん気と歌心が強く感じられる。
 惜しむべきは『02批評でも書いたが【ドナ・リー】のアウトロでの音写りが極端にむごい。

 【SAKURA STAMP】は,矢野沙織が2年前に初めて作曲したオリジナル。1小節ごとにテンションをふんだんに含んだコードが半音ずつ上がっては下がっていく。アドリブで歌い上げるのが逆に難しいこんな佳曲を中学時代に作ったんだようなぁ。
 【SAKURA STAMP】の秀逸アレンジはこの2年間のライブで練り上げられた賜物であろう。

 『SAKURA STAMP』を1枚聴き通して感じるのは“チャーリー・パーカー研究家”としての矢野沙織である。
 『SAKURA STAMP』のハイライトである,チャーリー・パーカーのレパートリー【TICO TICO】が,矢野沙織アドリブで“現代に甦ってきた”感有り有り。
 チャーリー・パーカーアドリブは聴いていて多少疲れを感じるが,矢野沙織アドリブは聴いていてのめり込んでしまう。クリシェが次々と登場してくるし,軽くリズムをかいくぐるところがチャーリー・パーカーに激似である。
 現代版の洗練されたフレージングに“チャーリー・パーカー研究家”としての足跡が見えている。

  01. Donna Lee
  02. Sweet Love Of Mine
  03. Sakura Stamp
  04. Shawnuff
  05. Red House
  06. Crazy He Calls Me
  07. けむりの瞳
  08. Salt Penauts
  09. Tico Tico
  10. Sk8 Game
  11. 砂とスカート

(サヴォイ/SAVOY 2005年発売/COCB-53320)
(ライナーノーツ/岩浪洋三)

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2012年01月25日

矢野 沙織 / 025

02-1 ジャズ界には「2年目のジンクス」ならぬ「2枚目のジンクス」という言葉がある。

 「2枚目のジンクス」はジャズメンのデビューが比較的遅いことに起因している。そう。ジャズメンの多くは,長年陽の当たらない場所で活動を続け,本物と認められた実力者だけがデビューできる特異な環境の元に置かれている。そんな“遅咲きの”ジャズメンにとってはデビュー盤=「最初で最後」の可能性有。「長年待ち設けてやっと掴んだ大チャンス。2度と離してなるものか〜」的な意気込みでよく練られた内容の名盤が多いのだ。

 16歳での“衝撃の”デビュー矢野沙織の熱烈大ファンとしては「大事に育てたい。育ってほしい」と願うもの。矢野沙織が“伸るか反るか”の分かれ道。もっとも重要なセカンドCD02』のリリースに「2枚目のジンクス」の言葉がよぎった。
 しか〜し,心配御無用。“衝撃の”デビューCDYANO SAORI』以上の濃密な演奏。全ての不安を吹き飛ばすカウンター・パンチの返り討ち。素晴らしい。“遅咲きの天才”もいれば“早熟の天才”もいるものである。

 『02』で喰らったカウンター・パンチ。実は『02』の衝撃が今も管理人の脳を揺らし続けている。『02』のメガトン・パンチ以降,管理人は矢野沙織の年齢を思い出せないでいる(「JAZZ QUEEN矢野沙織様は1986年10月27日生まれです)。
 あの惚れ惚れする音色,フレージング,タンギング,リズム感,ホットな熱情とクールなニュアンス,そしてインプロヴィゼーションの冴え…。どう聴いても何回聴いても“ビ・バップ”であり“パーカー派”のアルトなのである。

 矢野沙織は巷で「16歳にしては,17歳にしては,10代にしては」という表現で批評されることが多い。しかし,そんなニワカ・ジャズ・ファンなど“クソ喰らえ”である。
 『02』でのアルト・サックスを聴かされて,冷静に矢野沙織の年齢のことなど考えられるはずがない。考えられるわけがない。そうできるのはその人がニワカだからである。

 『02』の再生中は,ただ固唾を呑んで矢野沙織アドリブと対峙するのみ。思考など停止して身体で単純に「パーカー・ショック」を浴び続けるのみ。全11曲の大名演に呼吸をするのはトラック終了後の無音部分のみなのだ。管理人久々の「酸欠ジャズ」なのだ。く〜っ,たまらなくう・れ・し・い。

 『02』が流れている間は何も出来ない。火事が来ようが地震が来ようが電話がかかってこようとも動けない。「パーカー・ショック」の金縛り。ゆえに今回の『02批評も書きたいことは沢山あったが,やはり『02』の同録レヴューはかなわなかった。

02-2 『02』の演奏は「素晴らしい」の一言に尽きる! 矢野沙織“運命の”2枚目は,成績不良でも,まあまあでも,横ばいでもなかった。ジンクスは打ち破られた。

 『02』は『YANO SAORI』の更なる拡大路線作。バックも基本『YANO SAORI』と同じハロルド・メイバーンナット・リーヴスジョー・ファーンズワースピアノ・トリオであって,綿密にアレンジを作り込んでいる。
 矢野沙織が『02』で“パーカー派”の最高位奪取へと向かい出した。管理人は矢野沙織の挑戦を最後まで見届ける気概でいる。矢野沙織よ,挑戦し続けるんだ。夢はかなう。

 『02』について他に記すことがあるとすれば『02』のマスター・テープが音写りを起こしているという事実。【ザイオン】【スクラップル・フロム・ジ・アップル】のイントロとアウトロは極端にむごい。【ワーク・ソング】ではジッターもある。
 超一流のアバター・スタジオとコロムビアには,未来の“パーカー派”の最高位=矢野沙織の音源を扱うに際しては,今後特に注意深く管理していただきたい。

  01. Laird Baird
  02. 砂とスカート
  03. Lover Man
  04. Rizlla
  05. The Days Of Wine And Roses
  06. Work Song
  07. Zion
  08. Scrapple From The Apple
  09. Everything Happens To Me
  10. Billie's Holiday
  11. Open Mind

(サヴォイ/SAVOY 2004年発売/COCB-53231)
(ライナーノーツ/岩浪洋三)

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2012年01月23日

MALTA / マンハッタン・イン・ブルー4

MANHATTAN IN BLUE-1 『MANHATTAN IN BLUE』(以下『マンハッタン・イン・ブルー』)はMALTA初のド・ストレート・ジャズCD

 シダー・ウォルトンピアノピーター・ワシントンベースジミー・コブドラムという熟練のピアノ・トリオをバックに,ワン・ホーン編成でジャズメン=MALTAスタンダードを吹き上げる。しかし1…。

 管理人は長らくMALTAジャズ・ジャイアントたちとの共演を待ち望んでいた。“大物喰い”のMALTAの「化学反応→覚醒→大化け」を期待していた。しかし2…。

 『マンハッタン・イン・ブルー』は『マイ・バラッド』の続編のように聴こえる。ボサノヴァブルース・ナンバーも選曲されているが基本はスロー・バラード。どうにも『マイ・バラッド』の雰囲気然。
 こんな名手3人がバックを務めているのだから,ガンガンのスイング・ナンバーやギンギンな大人のセッション・バトルを繰り広げてくれたら良かったのに…。

MANHATTAN IN BLUE-2 『マンハッタン・イン・ブルー』は予想に反して平均点。MALTAはフォーマルなカルテットのフロントマン。このメンバーならこれ位は朝飯前。水準以上の名演であるが「想像通りの名演」の範疇ゆえ面白みに欠けている。(こんな名演にケチつけたくはないのだが)あと一捻り足りないんだよなぁ〜。

 管理人の結論。『マンハッタン・イン・ブルー批評
 『マンハッタン・イン・ブルー』は『マイ・バラッド』の「二番煎じ」にして『マイ・ソプラノ』に次ぐ「企画倒れ」盤である。
 せっかくのシダー・ウォルトンピアノ・トリオが勿体無〜い。

PS 管理人の『マンハッタン・イン・ブルー批評が辛口になった理由の背景に「XRCD24」の不発も影響している。個人的には「SACD」以上に応援している「XRCD24」をわざわざ購入したというのに…。どうした「世界のJVC」。もしや金欠で限界なのか? これはたぶん録音の問題。至急,ジャズ専門の録音エンジニアを養成すべし?

  01. I'M A FOOL TO WANT YOU
  02. CRY ME A RIVER
  03. I MISS YOU SO
  04. MANHATTAN IN BLUE
  05. I REMEMBER YOU
  06. BAY STREET BLUES
  07. GOD BLESS THE CHILD
  08. THE LOOK OF LOVE
  09. YOU'VE CHANGED
  10. I MISS YOU SO (alternate)

(ビクター/JVC 2004年発売/VICJ-61172)
(☆XRCD24盤仕様)

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2012年01月21日

MALTA / ハーフ・ムーン・ストリート5

HALF MOON STREET-1 『HALF MOON STREET』(以下『ハーフ・ムーン・ストリート』)がMALTAの「スーパー・ベスト」盤である。間違いない。

 『ハーフ・ムーン・ストリート』はMALTA“お得意の”企画ベスト盤。今回はMALTAの「20周年記念盤」として人気曲のサックス・パートを再録音。“今のMALTAの音”が堪能できる〜!

 T−スクェアセルフカヴァーでも『宝曲』は支持するが『夢曲』は支持できない管理人。まっ,王道企画の常套企画と言ってしまえばそれまでであるが『ハーフ・ムーン・ストリート』でのカラオケ・バックのサックス・パートの全面差し替え。この企画を考えた人は偉い! 今回の企画盤は大当たり!
 意識をMALTAアルト・サックスへ一点集中。これが楽しくて楽しくて…。
 
 ジャズメン=MALTAの本領発揮。MALTAアドリブがいい。オリジナルも好きなので甲乙付け難くどちらも好き。この楽しさは一夜限りのライブの楽しみ。今夜は(本作『ハーフ・ムーン・ストリート』では)どんなアドリブが飛び出すのか〜。

 今夜のライブは(本作『ハーフ・ムーン・ストリート』では)ゴキゲンで快調なアドリブの大連発! キレイ目からのハズシ,そしてキレイ目からの崩し。ツボを押さえたアドリブMALTA=超一流エンターテイナーの証しである。

 手癖のついた自作曲。ましてカラオケを聴きながらの吹き込みなのだからMALTA自身がインスパイアされることはない。でも十分に熱気が漲っている。

 …と偉そうに書いているが何のことはない。『ハーフ・ムーン・ストリート』は,管理人が10年振りに購入したMALTA作。そう。『マイ・ソプラノ』(正確には『コカージュ』でブチ切れて)以降,MALTAへの関心が薄れてしまっていた。
 これは意識的に離れてみても常に動向が気になるカシオペアの場合とは事情が異なる。MALTAの場合は本当に“プッツリと”縁が切れてしまった。嘘みたいにあっさりと,迷いなく,自然体で…。
 「熱が冷める」とは正にこのことであろう。正直,これ程の名盤を聴かされても管理人の「MALTA愛」は再燃しませんでした。

HALF MOON STREET-2 「MALTA愛」10年間のブランク。
 初めて聴いた4トラック【WINGS OF TOMORROW】【STREET BATTERY】【FELICIA】【HALF MOON STREET】の原曲も聴いてみたいなぁ。でもCD買う予定はないけれど〜。

  01. SHINY LADY (prologue)
  02. MANHATTAN IN BLUE
  03. MORNING FLIGHT
  04. HIGH PRESSURE
  05. OBSESSION
  06. SEXY GALAXY
  07. LOVERS
  08. WINGS OF TOMORROW
  09. STREET BATTERY
  10. SKY WALKER
  11. SHINY LADY
  12. SAPPHIRE
  13. DANCING MAKES YOU SMILE
  14. FELICIA
  15. HALF MOON STREET
  16. SWEET MAGIC (epilogue)

(ビクター/JVC 2003年発売/VICJ-61088)

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